酒類提供解禁！静かに楽しくお酒が飲める店３選｜食の専門サイト“UMAGA”セレクト

緊急事態宣言が解除となりました。
それでも外食には、十分な感染対策を心がけましょう。

コロナ禍での緊急事態宣言もようやく解除されました。飲食店にとっては、本当に苦しい様々な規制が緩和され少しずつ日常に戻れることを祈るばかりです。

だからと言ってコロナ禍が終わったわけではありません。

今日からも感染対策に気をつけて、油断することなく「食とお酒」を楽しみたいですね。

今週のUMAGA３選は、大人の時間を静かに楽しめるお酒の店、紹介します。

1.本場フランスのスタイルでチーズを楽しむワインバー

フランス料理のコースにおけるフロマージュ（チーズ）の位置付けは、意外と知られていません。
正式なコースでは前菜から始まり、スープ、魚料理・肉料理のメインディッシュを経て、甘いデザートの前に供されるのがチーズです。

チーズは常時20種類ほどのラインアップ。

博多区綱場町にあるワインバー「Le Comptoir W（ル・コントワール・ドゥブルヴェ）」のオーナーソムリエ・西良二さんは、「レストランひらまつ」「ジョルジュマルソー」という福岡を代表する錚々たるグランメゾンでソムリエとしての経験を積み、2020年5月に独立オープンしました。

ロワール産の白ワイン「ソミュール」に合わせるのは、同じくロワール地方で作られる熟成タイプのチーズ「プリニー・サン・ピエール」。

「牛や山羊、羊などのミルクを原料にした発酵食品であるチーズには消化を促す効果があり、食事の最後に食べることで次の日に残らないようにする意味があります」
そんなフランスの食文化を、誰もが気軽に楽しめるようにと、あえて街場のワインバーを開いたという。

「黒いワイン」ともいわれる濃厚な色合いと果実味を持つブドウ品種マルベックを使った「カオール」には、やはり濃厚な味わいの青カビタイプ「ロックフォール」を。

チーズは常時20種類ほどのラインアップで、これだけの品揃えを誇るワインバーは福岡では珍しい。ワインはシャンパーニュをはじめ、白ワイン、赤ワインをそれぞれ3〜4種類グラスで用意してます。

「Le Comptoir W（ル・コントワール・ドゥブルヴェ）」の詳しい情報はコチラ

2.日本人ならではの世界観を表現した「茶酒」に酔いしれる

「ミクソロジー（Mixsology）」という言葉をご存じでしょうか？
英語で混ぜるという意味の「mix」と、学問の分野を表す接尾語「〜ology」を合わせた造語で、酒にフルーツやハーブなどを混ぜあわせたカクテルやその作り方の総称です。

そんなミクソロジーの技法を使い、日本の伝統的な素材を伝った新しいカクテルを提案しているのが、大名にある「Japanese Salon 雫」の店主・髙橋宏明さん。日本におけるミクソロジーの第一人者である南雲主于三氏に師事して技術を習得し、自家製の「茶酒」をはじめとする独創的なカクテルを提供しています。

およそバーには不釣り合いな化学の実験器具のような機械が置かれています。この「ロータリーエバポレーター」と呼ばれる機械を使って、スピリッツに素材の香り成分だけを移す手法で作る自家製の茶酒は20種類以上。

日本茶で唯一GI（地理的表示）認定を受けている「八女伝統本玉露」をはじめ、日本の伝統的な素材に酒を掛け合わせています。

「GI認定八女伝統本玉露”雫”マティーニ」（1,600円）は、細心の注意を払いながら日本茶の最高峰である本玉露の旨みを最後の一雫まで抽出。アミノ酸の一種であるテアニンの旨みが凝集されています。

「Japanese Salon 雫」の詳しい情報はコチラ

3全国津々浦々、個性豊かな国産クラフトビールが勢ぞろい

ここ数年でじわじわ浸透し、いまやすっかり日本でもビール文化として根付いてきたクラフトビール。ここ福岡でもクラフトビール専門店が増えてきたり、はたまた街の中にブルワリーまでできたりとその人気ぶりは言わずもがなです。そんななかまた一つ、注目のクラフトビール専門店が今泉に誕生しました。

今泉にオープンした『スタンドうみねこyoca』は、大阪市の西成にあるブルワリー「ディレイラブリューワークス」の直営店として7月28日、福岡に初上陸しました。1人でも気軽に1杯、気兼ねなく入れるような明るく開放的な雰囲気のスタンディングバーで、国産のクラフトビールを専門に多種多様なビールを楽しむことができます。