齊藤ふみの処女作『触角』の表紙➀

齊藤ふみが処女作『触角』で描いたリアル過ぎる恋愛のカタチ

公開日

muto編集部 森真左也

タレント、ラジオパーソナリティとして活躍する斉藤ふみが、“齊藤ふみ”名義で恋愛小説を発刊。福岡を舞台に描いた男女のリアル過ぎる恋愛模様に思わずドキッとしてしまう作品です。

触角 / 著者:齊藤ふみ
シャツのボタンを一番上まで留め、いつも美味しいコーヒーを淹れてくれる“彼”には淡いピンク色の小さな触角が生えていた。そんな“彼”に“私”はどんどん惹かれやがてお互い愛し合う関係になるが、“彼”にはある秘密があった……。そして“彼”の秘密を追う“私”も自身すら知らなかった真実に出会う。少し不思議ででもどこかにありそうな世界で紡がれる、“彼”と“私”のラブストーリー。

齊藤ふみの処女作『触角』の表紙②

はい、というわけで恋愛小説を初体験した編集部森でございます。いやー、恋愛小説ってどんな顔して読んでいいかよくわかりませんね(汗)。恋愛経験がないからなのか、恋愛シーンのたびにとにかく恥ずかしくなるという……。それぐらい男女が絡み合うシーンの描写が生々しくリアリティがありました。
“彼”と“私”の会話も同様で、“彼”の言葉に対する“私”の反応もなんだか痛々しくて切なくて、“彼”のことを「悪いやつじゃないんだけどなぁ……」と思いつつも「こいつとは友達になれないな」と勝手に考えてみたり……。
この作品をテレビやラジオで活躍する斉藤ふみさんが書いたということにも驚かされます。時にはコメディエンヌのようにはしゃぎ、好奇心旺盛で天真爛漫な彼女が、こんなに複雑で大人な恋愛表現を描くとは予想もしていませんでした。
ちなみにAmazonのレビューで「本当に彼女が書いたんだろうか?」と書かれていましたが、この人はきっとこの本を読んでいませんね。手触りや香りまで感じられる表現力は、レポートで的確にそのものを伝える斉藤ふみさんならではといえます。そんな斉藤ふみさんのテレビやラジオとは全く違う表情を垣間見ることができる作品です。

著者プロフィール

著者の齊藤ふみ

齊藤ふみ
1974年福岡県生まれ福岡育ち。幼い頃から両親が深夜まで働いており、家では兄と2人だったため、好きなだけ本を読み、架空の世界を想像しながら育った。18歳になるころ、たまたま受けたラジオのオーディションに合格し、メディア業界に入る。その後、悪戦苦闘しながら、現在もテレビやラジオでパーソナリティを務める。

詳細情報

作品名

触角

著者名

齊藤ふみ

価格

1,650円(税込)

出版社

幻冬舎

発売日

2020年5月

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