2018年9月、アウディは電気自動車のSUVモデルAudi e-tronを世界初公開。販売車両の電動化をスタート、2025年までに世界の主要な市場で、20モデル以上の電気自動車・BEV(バッテリー エレクトリック ビークル)を発表して、販売台数の約40％を電動化モデルにすることを目標としている。電動化モデルのラインナップには新開発のBEVカテゴリーに加え、セダンやアバントなど従来型ボディのラグインハイブリッドモデルも導入予定。コンパクトクラスからラグジュアリークラスに至るまでラインナップされる。
日本での電動化の幕開けは、9月17日のアウディ e-tron スポーツバックの発表から e-tron SUVへと展開予定。自然エネルギー100％の社会の実現を目指す自然電力株式会社（本社：福岡県福岡市）と連携して、EVの二酸化炭素排出量の低減に重要な役割を果たす自然エネルギー由来の発電による電力を、e-tronオーナーへ選択肢として提供する。e-tronの購入時に自然電力が提供する『自然電力のでんき』との契約を結んだオーナーには、毎月1,000円の電力料金割引を1年間提供。また、発売時に52店舗を予定しているe-tronを取り扱う販売店に対しても、実質自然エネルギー100％の電力の使用を奨励していく予定だという。

高電圧バッテリーをコアとするBEVは、新しいサービス体制の構築が必要。e-tronの販売と修理が可能な「e-tronディーラー」は、全国をカバーする124店舗の中から選ばれた52店舗でスタートする予定だ。日本仕様のアウディ e-tron に用意する充電機器は、標準装備の家庭向けの普通AC（交流200V）充電器と、主として公共の急速DC（直流）充電器の２種で、全国に7,800カ所に設置されているCHAdeMO規格の急速充電器（出力50kWまで）が利用可能だ。アウディ ジャパンはe-tronの導入に際し、Audi Charging Serviceを提供（一年目のみ月会費の5,000円が無料）、このサービスで提供される充電カードは、約7,800カ所の急速充電器のうち約86%をカバーする「合同会社 日本充電サービス（NCS）」加入の充電器で利用可能となる。気になる充電環境は、普通充電を含め、約2万1,700カ所（2020年4月現在）となる予定だ。

この電動化の幕開け合わせて、女優、アーティスト、レトロワグラース株式会社の代表として活躍中の柴咲コウさんがアウディ e-tronサポーターに就任する。2018年7月、環境省の環境特別広報大使にも任命された柴咲コウさんは、人と自然が調和する持続可能なライフスタイルを見据えて活動している。アウディ ジャパンは柴咲コウさんのサポートで、アウディ e-tron スポーツバックとサステイナビリティをテーマとしたスペシャルコンテンツを配信予定だ。
また、9月18日（金）・19日（土）の両日、東京都港区のHi-NODEで、初の一般向け大規模e-tron試乗イベント「Audi e-tron Sportback Premiere Test Drive」を開催。試乗会や、来場者が e-tron スポーツバックに触れることが可能な2日間となる予定だ。試乗予約システムを準備して招待者へ案内するという本イベントの招待キャンペーンは、7月30日からe-tron特設ウェブサイト（www.audi.jp/e-tron）でチェックできる。