ロビーが設けられている喜多屋別邸は元々「福島酒造」という八女を代表する酒蔵「喜多屋」から分家した酒蔵だった場所。昔ながらの土間にフロントがあり、ここでチェックインをしてから部屋へと案内されます。特徴的なのは元あった商家の窓枠や梁といった素材をなるべく当時のまま使っているという点。古民家でも不便さを感じさせない快適な設備を完備。故郷のような懐かしさとこの上ない贅沢な空間で八女の滞在を存分に楽しんでください。

うなぎの寝床には、［旧寺崎邸］と［旧丸林本家］があります。同じ通りにありますが、置いているものが違います。通りの北側にある［旧寺崎邸］は「つくりてのオリジナル商品」をセレクトしたshop。日用品を中心に、ずっと使い続けられる定番としての道具がずらりと取り揃えられています。

まさに、隠れ家的な古民家café。お店を見つけるまで、ちょっとした散策気分も楽しめます。大きな窓から美しい坪庭を望む大広間にはアンティークなテーブルセットが備えられ、落ち着いた雰囲気の中にも、どことなく和の華やかさが感じられます。完全予約制の1日4組限定ランチ。誰もが安心してゆっくり寛げる空間提供を考え、1部屋1組の時間交代制。2部屋しかないので、1部・2部で、1日4組です。前営業日の15時までに予約が必要です。

「菓子処 きくや」は、明治35年創業の老舗和菓子屋さん。城下町だった八女福島の白壁の町で100年を超える歴史をともに刻んでいます。味覚だけでなく、視覚からも人を楽しませる遊び心のある生菓子は、日本有数のお茶どころ八女のいたる所で、お茶請けとして愛されています。季節の移ろいが感じられる菓子は、もはや芸術品。男女問わず、喜ばれること間違いありません。

八女市横町町家交流館は、江戸時代に建てられた造り酒屋を改修した人と文化の交流拠点です。八女福島の町並みの魅力や歴史などを紹介する展示スペースや、来館者が休息できるスペースを備えています。また、すすり茶体験や「伝統本玉露」を楽しめる八女茶カフェが併設されています。町歩きで疲れた体を癒す“お休み処”として利用してみてはいかがですか。