CM考察|家に帰れば ♪ ギタリストCharが奏でるあのメロディー

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muto編集部

誰もが一度は聞いたことがあるあの歌詞とメロディー。積水ハウスのCMでお馴染み「積水ハウスの歌」を、あの日本を代表する偉大なギタリスト「Char」が弾いているのをご存知でしょうか?

福岡地区限定「積水ハウス グランドメゾン」のCMで聞くことができるCharのギターサウンド

積水ハウスのCMソングとしてもおなじみの「積水ハウスの歌」。誰もが一度は聞いたことがあるメロディーを、日本を代表するギタリストCharが演奏しています。福岡地区限定で作成された「グランドメゾン」のCMで企画されたちょっとサプライズなキャスティング。すでにCMを観た方で、画面右下の「Char」クレジットに気づいた方は相当の“音楽通”です。

エントランスを抜け、開放的なリビングに差し込む光と風、窓から望む開放的な緑。くつろぎの映像と弾き出されるギターの音色が美しい。さまざまな歌い手に歌い継がれてきたこの楽曲もCharが演奏すると異なる味わいを感じることが出来ます。

積水ハウス グランドメゾンCM「○○○編」
光と風がそよぐ映像にCharのギターがなんとも心地良い。(福岡エリアのみで放映)

60秒のドラマ。八代亜紀が歌う「少女の成長編」は心に響く作品

原曲「セキスイハウスの歌」は、1970年、作詞を羽柴秀彦氏、作曲を小林亜星氏が手掛け、CMソングとして誕生しました。その後2010年、創立50周年記念し、作詞にはコピーライターの一倉宏氏、歌い手には村上ゆきさんを起用しリニューアル。そして、60周年を迎えた2020年。八代亜紀さんを起用し、最新バージョンが完成しました。

最近TVで見かける八代亜紀さんが歌う「少女の成長編」も心に響く作品。うれしい日も、落ち込んだ日も。どんなことがあっても、日々見守られるように通り過ぎる帰り路。そんなある少女の家路を、彼女の成長とともに季節をめぐる坂道で象徴的に描かれています。

積水ハウス企業CM「少女の成長」篇
ドラマティックな帰り路の映像とともに流れる、”積水ハウスの歌”の情感豊かなメロディが印象的。

日頃、私たちが何気なく眺めているTVのCMには、いろんな優秀なクリエーターの感性が盛り込まれています。mutoでは、そんなクリエイティビティ溢れる作品を今後も紹介していきます。

今回ご紹介する「気になるCM」の楽曲演奏を担当したギタリスト「Char」

Char PROFILE
1955 年6 月16 日東京生まれ。本名・竹中尚人(たけなか ひさと)。ZICCA REDORDS 主宰。8 歳でギターをはじめ、10 代からバックギタリストのキャリアを重ねる。
1976 年『Navy Blue』でデビュー以降、『Smoky』『気絶するほど悩ましい』『闘牛士』等を発表。Johnny, Louis & Char 結成翌年、1979 年に日比谷大野外音楽堂にてフリーコンサート「Free Spirit」を行う。1988 年 江戸屋設立以降、ソロと並行して、Psychedelix、BAHO での活動を行う。2009 年にはWEB を主体としたインディペンデントレーベル「ZICCA RECORDS」を設立し、自身が影響を受けたギタリスト( エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ベンチャーズ、ジミ・ヘンドリックス等) のカバーであるTRADROCK シリーズ(DVD/CD) 全7タイトルを発表。
2015 年5 月、十二支のアーティストによる書き下ろしアニヴァーサリーアルバム『ROCK 十』( ロック・プラス) を発表
2016 年、デビュー40 年を記念した全国28 箇所のツアー「1976+40」を敢行。また、ギターマガジン誌による、プロギタリストを中心とした音楽関係者へのアンケート投票「ニッポンの偉大なギタリスト100」にて、1 位に選ばれる。2018 年、Fender Custom Shop にて日本人初のプロファイルドモデルを発表、またオリジナル楽器ラインZICCA AX も展開中。

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