桜坂で20年、西中洲に移転して15年目、今年で35年を迎える「鮨 万魚」。
大将の平山弘氏がこだわり、築きあげた万魚の味は、今や日本全国から予約が来る名店として知られています。
やわらかくも凛と張りつめた雰囲気の店内、料理人歴51年の平山氏が作り上げる世界は、すべての料理に惜しみなく手間を注ぐ厳しい作法から生まれる。

コロナの影響により4月から長らく営業自粛。

「コロナの問題が瞬く間に広がり、店を休まなくてはいけなくなった当社は、景色が変わってしまって、見るもの、聞くもの、何をしても気持ちが入らない状態でしたね。地に足がついてないような。」
「私を奮い立たせたもの？大人も子どもも、女性も男性も、お金持ちもそうでない人も、誰もが毎日食べなければいけない。このあたり前のことが、あらためてすごいことだなと感じましたね。人間は、食べることからはじまる。私のやれることは、料理人であることを毎日繰り返し、繋いでいくことだと思っています。」

コロナの影響により長らく営業を自粛していたが、6月からの営業再開を前に現在、期間限定でテイクアウト企画を展開中。
この機に、娘(奈穂さん)の力を借りてテイクアウト情報を発信するために万魚のインスタグラムをはじめた。（sushi.mangyo）
数名の知り合いと常連のお客様に少しだけ案内をしたところ、瞬く間に注文が殺到したということ。
「いや〜、ネットの力はすごいですね！」と笑う平山氏だが、どこのお店でもインスタに上げれば注文が殺到する訳ではありません。笑
いつか万魚に行きたいと思っている方もたくさんおられるはずですが、ちょっと敷居の高い高級店。
そんな未来のお客様に万魚を知ってもらうひとつのきっかけになってくれれば、という想いもこのテイクアウト企画にはあるかもしれません。

※食材は仕入れにより異なる場合かあります。(アレルギー食材がある場合はご相談ください。ただし仕入れ状況により対応出来兼ねる場合がございます。)
※価格は全て税込価格です。

女将さんのアイデアによるパッケージ。
店内写真のハガキの裏には、心うれしいメッセージが添えてある。
現在、お店はテイクアウトのみの営業で、6月から1日1組限定で予約を受け付ける予定です。