住む憧れ「グランドメゾン」の人気の理由。
強さとしなやかさを併せ持つ、想像上の⼥性彫刻家
レーベル「MISHIM」を手がけるデザイナー・⼟肥牧⼦氏が全く新しい発想の新ブランドを立ち上げた。そのコンセプトは、「Gena Kuwan ジーナ・クワンという想像上の女性彫刻家を誕生させ、彼女のアトリエで紡ぎ出される物語をプロダクトに落とし込む」というもの。斬新な発想のもとに生まれた彫刻家「ジーナ・クワン」から第一弾の作品がリリースされた。
三重県四⽇市市・南景製陶園とのコラボレーションによるテーブルウェア
第一弾はマーブル模様が美しいテーブルウエア。萬古焼の産地として知られる三重県の南景製陶園とのコラボレーションだ。鉄分の多い⼟を急須⽤に配合した「⿊練」と、⼤正〜昭和の萬古焼によく使われていた「⽩泥」を南景製陶園が独⾃配合で復活させた「⽩練」の2種類の⼟を使用。この二つの素材を混ぜ合わせ美しいマーブル模様は唯⼀無⼆のものだ。密度が⾼く粘性のある⼟を使い、釉薬をかけずに⾼温で焼成する「焼き締め」は、肌理が細かく滑らかな質感を保ちつつも薄く硬い。この端正な焼き物の特徴が、「強さとしなやかさを併せ持つ⼥性彫刻家の作品を想起させる器」のイメージと重なっている。
2種類のカップと、多様な料理に対応する2サイズのプレート、スープにも使えるフルーツボウル、南景製陶園の技術⼒が遺憾なく発揮されたティーポット、そして⼩ぶりのフラワーベースで第一弾をラインナップ。⿊練ベースの「schwarz シュヴァルツ」と、⽩練ベースの「sandザント」の、2タイプのマーブル模様をそれぞれ準備。サイズの⾯でも使いやすく意外なほど軽量ですっと⼿に馴染む。
■素材 : ストーンウェア(炻器)
■参考価格 : 4,000円~15,000円
■発売⽇ : 公式オンラインショップより11⽉上旬を予定
⽣きることは芸術そのもの。つまらない常識とは距離を置きながら、柔軟に新しい⽇々を切り拓く彫刻家“ジーナ・クワン”。今後もどのような物語が綴られていくのか注目したい。
【MISHIM / MISHIM POTTERY CREATION】
MISHIM(ミシン)は⼟肥牧⼦によるデザインレーベル。陶器ブランド「MISHIM POTTERY CREATION」、⼦ども家具「MISHIM LITTLE」を軸に、⽇本の素材や技術、技法を使った作品のデザイン、ディレクションから制作、販売までを⾏っている。
【南景製陶園】
常滑焼の産地として知られる三重県四⽇市市で100年以上にわたって活動。急須作りで培った⾼い技術⼒で、現代の暮らしに寄り添う、機能性と普遍美を兼ね備えた器の数々を世に送り出している。