デザイナーの意図を理解し、その想いを熟練の知恵と技術でサポートしている家具メーカー「PP Møbler」「Fredericia」。現存する北欧家具メーカーの中でも最高品質の家具を生み出しているトップメーカーだ。中でもHans. J. Wegner、Borge Mogensen両名との共同は深く、使い手の立場になって心を砕いたデザインへの想いを家具制作をとおして現代へ引き継いでいる。上質な佇まいと快適さを追求し、使い手の心を豊かにするこの逸品が、福岡市中央区の家具専門店「H.L.D.」に入荷。九州では触れることが出来ない希少なアイテムに実際に触れてみてはいかがだろう。

ウェグナーが自邸のためにデザインしたダイニングチェア。夫人がその座り心地の良さを気に入って、よく使っていたそう。 1965年のデザイン当初、食卓に腕が伸びやすいようにと、テーブルの天板とアーム部を同じ高さにデザイン。深く腰をかけると自然な背骨の曲線が保て、長時間座っていても腰が疲れにくいのが特徴だ。ウェグナーの作品の中でも数少ないスチール脚のデザイン。クローム（鉄）ではなくスチールを採用しているので、水にも強く、錆びることもない。

北欧の代表である、世界のチェアの中でも代表的存在なのが、PP503 チェア。「椅子の中の椅子」という敬意から「ザ・チェア」と呼ばれている。 北欧家具の巨匠ハンス・J・ウェグナーの名を世に知らしめた最高傑作だ。