映画「007 / ノー・タイム・トゥ・ダイ」公開記念|Aston Martinリミテッド・エディション発売

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muto編集部

アストンマーティンから映画「007」シリーズの25作目となる「ノー・タイム・トゥ・ダイ」よりインスピレーションを得た2台の限定モデル「007エディション」が発売された。

2台の特別な「007スペシャルエディション」を発売

アストンマーティンは8月17日、映画「007」シリーズの25作目となる「ノー・タイム・トゥ・ダイ」公開を記念して、この映画からインスピレーションを得た2台の特別な「007スペシャルエディション」の発売を開始した。007エディションの対象となったのは「ヴァンテージ」と「DBSスーパーレッジェーラ」。夢の企画は、メトロ・ゴールドウィン・メイヤースタジオで映画「007」シリーズを制作しているイーオン・プロダクションズとのコラボレーションにより実現した。

パーソナライゼーション・サービス部門である「Q by アストンマーティン」が製作

同社のパーソナライゼーション・サービス部門である「Q by アストンマーティン」が制作を担当。2台のモデルの最初の1台は、1987年に公開された「リビング・デイライツ」でデビューし、最新作の「ノー・タイム・トゥ・ダイ」にも登場するアストンマーティン V8にヒントを得た「ヴァンテージ007エディション」。最新作では、ジェームズ・ボンドがロンドンに所有する個人的なガレージに保管してあった「アストンマーティンV8」のカバーを取り去る印象的なシーンが含まれているという。

アストンマーティン ヴァンテージ007エディションは全世界で100台の限定販売

ヴァンテージをベースに製作された「007エディション」のエクステリアは、「アストンマーティンV8」の特徴となっているクロームベゼル付きの専用メッシュグリルによってスタイリングを強化。さらに、映画に登場するV8のロケット噴射のハザード・ストライプにヒントを得た、イエローの破線ディフューザーといったディテールも表現されている。また、「リビング・デイライツ」のV8に装着されていた“雪上走行用”のスキー・アウトリガーにインスピレーションを得た、限定版スキー/スキーラックのセットを注文することも可能だ。

ボディカラーはカンバーランド・グレーで、インテリアはオブシディアン・ブラック・レザーとダーク・クローム仕様。マニュアルトランスミッションを装備したセンターコンソールには、007のロゴが配置される。ディテールへのこだわりを示す一例として、サンバイザーには、ラジオ局の周波数である「96.60(FM)」が刺繍されている。映画「007」のファンであれば、この周波数がロシアの警察無線の周波数で、「リビング・デイライツ」の中で、彼が脱出するためにこの周波数を利用したことをご存知の方も多いだろう。

シートには、映画に登場した「V8」を想起させる伝統的な縦方向のステッチパターンが施され、シートバックはカーボンファイバー製。「リビング・デイライツ」で主役を務めたジェームズ・ボンド(ティモシー・ダルトン)とカラ・ミロヴィ(マリアム・ダボ)の追跡シーンで印象的な役割を果たしたチェロの「fホール」がモチーフとされている。

センターコンソールには、映画のボンドカーに採用されていた武器やデバイスを操作するためのスイッチを模してレーザー刻印されたガジェット・プレートを装着。これらのスイッチには、ロケットモーター、ミサイル、レーザー、ターゲットディスプレイ、スキーアウトリガーが含まれてる。また、シフトレバーに刻まれた十字線は、映画のシーンに登場したミサイル誘導システムを暗示している。「ヴァンテージ007エディション」は、全世界で100台を限定生産。トランスミッションは、マニュアルまたはオートマチックを選択可能で、サイドストレーキにはVantageエンブレムが装着される。

アストンマーティン DBSスーパーレッジェーラ007エディションは世界で僅か25台

また、アストンマーティン・ラインナップの頂点に君臨する「DBSスーパーレッジェーラ」の「007エディション」は、世界限定わずか25台。最新作に登場する「DBSスーパーレッジェーラ」と同一の仕様が採用され、圧倒的な存在感を放っている。搭載される5.2リッターV12ツインターボ・エンジンは、715hpの最高出力と900Nmの最大トルクを発生。この最大トルクは、アストンマーティンがこれまでに製造してきた市販車中、最強の数値である。

エクシテリアは特別なセラミック・グレイのボディカラーに加えて、ルーフ、ミラーキャップなどにもブラックカラーのカーボンファイバーを採用。専用のダイヤモンド旋削仕上げによるグロスブラックの21インチY字スポーク・ホイールや、ブラック・エナメルを使用したクローム仕上げの007フェンダー・エンブレムも装着される。さらに、リアスポイラーブレードには、ステンレス・スチール・シルバーの007フォイル(箔押し)が配されている。

コックピットは暗色系のカラーで統一され、レザー張りの豪華な室内には、シートの輪郭を強調するレッドのステッチが。さらに、ドアカード、アームレスト・バックル・バッジ、リアのサブウーファー・カバーには、007ロゴを装着される。ドアシル・プレートには、このクルマがわずか25台限定の「スーパーレッジェーラ 007エディション」であることを示す刻印を施された。

価格は「DBSスーパーレッジェーラ 007エディション」が279,025ポンド(日本円で約3900万円)から、「ヴァンテージ007」エディションが161,000ポンド(日本円で約2250万円)から。最初の納車は2021年第1四半期に開始される予定だ。2020年11月に全世界で公開される映画『007ノー・タイム・トゥ・ダイ』には、アストンマーティンを象徴する4台のスポーツカーが登場する予定。公開が待ち遠しい。

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