コロナ禍に入る直前ぐらいから発表されていたアクション映画の金字塔『トップガン』の続編、『トップガン マーヴェリック』がいよいよ5月27日(金)から公開に。前作ファンはもちろんトム様ファンのmuto編集部Mも待ちに待った公開にワクワクが止まりません！ なわけで、僭越ながら先行レビューを書かせていただきます。

映画には作品を観ながら流れ展開を考えて楽しむ思考型や、登場人物や作者の感情に寄り添いながら感情を揺さぶる情感型などさまざまなタイプがありますが、この作品をあえて型にはめるなら、映像に没入しその緊張感とスピード感で脳を震わせる体感型。しかも最新の技術を使用した最先端の体感型といえるでしょう。

究極のリアリティを追求するためIMAXカメラを機内に搭載して撮影された映像は、F/A-18のスピード感はもちろん、コクピットにかかる重力まで表現。“思わず手に汗握る！”が本気で体験できるんですよ！ なので次の日は肩やら腕やらがガチガチになっていました。

上映形態は2D、IMAX、4DXなどあるようですが、オススメは断然IMAXか4DX。映画館のシートで、私同様にぜひのけぞってほしいです。

続編ならではの楽しみが満載なのも今作の見どころに。例えばトム様演じるマーヴェリックは、カッコよくバイクで疾走するわけですが、乗っているのは前作にも登場したKawasaki「GPZ900R」。’86年の公開後には日本でも大ブームとなったこのバイクは、今やKawasakiを代表する伝説の1台となりました。また『トップガン』を代表する楽曲、ケニー・ロギンスの「デンジャー・ゾーン」も！ どこで流れるかは映画館で確かめてください。

“アイスマン”や“グース”といった重要人物たちの立ち回りにも前作への愛が感じられます。ジョセフ・コシンスキーは「オリジナルの『トップガン』はアクション映画に包まれたドラマであり、そのアイデアを継承したかった」と話していたそうですが、その継承がどんな風に映像化されているかはスクリーンでチェック！

とまぁ、なんだかんだ書いていますが、とにかく言いたいのはトム様はやっぱり無敵だったってことですよ。もうね、この人に不可能なミッションはないんです。アクションだろうが、シリアスだろうが、ラブロマンスだろうが、トム様は軽々とあの笑顔で飛び越えちゃいます。その全能感はもはや爽快。そんなトム様を観られるのもこの作品の醍醐味です。

結局、トム・クルーズかよ！とツッコんだあなたも、どんな映像なんだと気になったあなたも、観ないことには分かりません。世界が待望した最新の“体感型”アクション大作を五感で味わってください！