“糸島日和” 冬の風物詩『糸島半島のカキ小屋』

公開日

まるおようこ

冬の味覚として定着し、毎年楽しみにされている方も多い “ 牡蠣 ” 。漁港など海のすぐ側にあるカキ小屋で、潮の香りと共に味わう牡蠣はひとしおです。小田(西区)・糸島市内で26カ所あるカキ小屋巡りをするのも楽しいですよ。

本格シーズン到来の牡蠣を楽しもう!

糸島半島の冬の食材で人気の牡蠣。持ち帰りのみのお店もありますが、糸島市内の4つの漁港のカキ小屋と福岡市西区小田(海づり公園隣)にある唐泊恵比須カキ小屋では、店内で火を囲みながら焼き牡蠣などが楽しめます。カキ小屋のオープン時期は、牡蠣の成長具合により異なりますが毎年10月頃にオープンすることが多く、待ちきれない方はオープン準備期間中にカキ小屋を覗いたりしているとか。今や冬の風物詩となった牡蠣を、あなたはどのようにして楽しみますか。

カキ小屋で牡蠣を食す

糸島市内のカキ小屋は、各漁港の漁師さんが経営。船の名前をそのまま付けるカキ小屋もあるので「〇〇丸」という名前も多いですね。今回お邪魔したのは、お子さんの名前を店名にした船越漁港にある『ケンちゃんかき』。各漁港で特徴がありますが、船越漁港は岐志漁港と並びサイドメニューが多く、牡蠣が不得意な人でも一緒に楽しめる利点もあります。

小屋の外にあるメニュー表で、サイドメニューをチェック!

カキ小屋選びのポイントはいくつかありますが、サイドメニューの種類や持ち込みが出来る内容、さらにこだわる方は炭火焼き・ガス焼きなのかによってお気に入りのお店を見つけていますが、もちろん牡蠣本来の味も大切!獲れたあとの手の施し方によって牡蠣の味も変わる様ですね。でも、まずは食べてみないとわかりません!

ケンちゃんかきの人気メニューは、牡蠣・サザエ・ホタテ・ハマグリ・車海老の人気5種類が一堂に楽しめるお得なセット(2,200円)。どれも活きが良く、車海老の透明度だけでも新鮮さがわかります。

美味しい焼き牡蠣を食べるために大切なのは、ひっくり返すタイミングと食べるタイミング!まず、平らな面を下にして約2分焼くとふたが開いてきます。そこがひっくり返すタイミング!躊躇なく、トングでひっくり返し約2分焼いた後、片方の殻をナイフで外し再度、網の上に戻します。この時にお好みで、醤油やチーズをかけてくださいね。殻の中で身がグツグツしてきたら出来上がりのサインです。焼き過ぎると身が小さくなり固くなるので、ご注意を。

この状態で食べると、牡蠣の旨味がより一層楽しめます。

糸島産にこだわった調味料2種類を持参。

テーブルの上には醤油とポン酢は準備されていますが、持込可能の調味料でお好みの焼き牡蠣を作って楽しむ方法もあります。女性に人気は、オリーブオイルとニンニク、とろけるチーズを掛けて殻の中で作るアヒージョ。さっぱりがお好みであればレモンもお勧めです。

サイドメニューの“スルメイカホイル焼”もお勧めしたい一品です。

糸島半島のカキ小屋リスト

 船越漁港

8店舗
福岡県糸島市志摩船越128-2
<交通手段>前原ICから車で約25分、JR筑前前原駅からタクシーで約20分
※路線バスもあり

 岐志漁港

11店舗
福岡県糸島市志摩岐志
<交通手段>前原ICから車で約25分、JR筑前前原駅からタクシーで約20分

 加布里漁港

2店舗
糸島市加布里5丁目13
<交通手段>前原ICから車で約12分、JR筑前前原駅からタクシーで約12分
※路線バスもあり


 福吉漁港

4店舗
糸島市二丈福井
<交通手段>前原ICから車で約28分、JR福吉駅から徒歩で約12分

福岡市漁業協同組合 唐泊支所

唐泊恵比須かき小屋
1店舗(海づり公園 隣)
福岡市西区小田
<交通手段>周船寺ICから車で約17分、JR九大学研都市駅からタクシーで約19分
※路線バスもあり



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