八女 風靡 2019

「奈良屋町 青」金田英之と
「NONOKA RESTAURANT」原隆司による
八女の食イベント「八女 風靡」

公開日

最終更新日:

muto編集部

福岡市で1日8名までしかサービスしないレストラン「奈良屋町 青」の金田英之さんと、八女の予約が取れないフレンチ「NONOKA RESTAURANT」の原隆司さんによる一夜限りのコラボが、八女の老舗鴨鍋店・葉山を舞台に開催されてました。その様子をレポートします。

古い町並みを活かした観光地化を狙う八女で
八女の風土と食と出会うイベント「八女 風靡」を開催

八女 八女本町 街並み

スクラップアンドビルドではなくリユースの有用性が見直される昨今。街づくりにもその考えは浸透しつつあリ。そんな中、八女でも古い家屋や倉庫をリノベーションして新たな街の資源にしようという動きがあります。その旗手となる「八女タウンマネジメント株式会社」が手がける古民家宿泊施設では、風光明媚な八女の町並みと八女の食材をふんだんに使う贅沢な料理を楽しむ場所となるのだそう。

八女にハイクオリティーホテルを建てることで、八女の“宿泊できる観光地化”を推進。今までの八女は、お茶好きな旅行者がフラッと立ち寄る場所で滞在が目的ではありませんでした。しかし、豊かな食材も美しい町並みもある八女だからこそ、もっとゆっくりと楽しんで欲しい。そんな想いと経済産業省の施作が合致し、古民家宿泊施設誕生へと動き出しました。

今回行われた「八女 風靡」は、八女観光地化の布石の一つ。八女の食材を使った料理と町を知ってもらうことで、また八女に訪れてもらいたいという想いがこのイベントに込められています。

2人の若手シェフが料理で八女を盛り上げる

奈良屋町青 金田 ののか 原
奈良屋町 青 金田英之 ノノカレストラン 原隆司

参加したのは、福岡の老舗フレンチレストラン「メゾンドヨシダ」で料理人としてのキャリアをスタートし、神戸北野ホテル「アッシュ」などを経て海外へ四年連続アジアナンバーワンのレストラン「GAGGAN」など数店で働き、帰国後は東京の三つ星「日本料理龍吟」で5年間修行した「奈良屋町 青」の金田英之さんと、八女市出身で「nonoka restaurant(ノノカレストラン)」の原隆司さん。原さんは家業が鮮魚店だったため地物の鮮魚を活かした料理が得意で、現在、自家栽培した野菜・エディブルフラワーを使ったメニューも提案。

そんな八女の未来を占う重要なイベントに招聘されたのは、福岡市で1日8名までしかサービスしないレストラン「奈良屋町 青」の金田英之さんと、八女の予約が取れないフレンチ「NONOKA RESTAURANT」の原隆司さんの二人。両氏は今回のイベントが初コラボということで、不安と期待がない交ぜになった表情をしているのが印象的でした。しかし、料理を見ればそんな緊張も嘘のようで、この特別な席に訪れた30名を圧倒。また、それぞれの料理とペアリングされたシェフ推薦の一杯も更なる感動を誘っていました。

イベント前に「お客様にはとにかく美味しいと言って欲しい」と話していた金田さんと原さんの願いは、来場者の感嘆の声と共に実現。そしてこのイベントに訪れた人たちは、二人の食事と閑静な町から八女の素晴らしさを感じることができたに違いありません。

奈良屋町 青&ノノカレストラン コラボレーション

「奈良屋町 青」の金田英之さんと「NONOKA RESTAURANT」の原隆司さんが試行錯誤して作る色とりどりの料理がテーブルを彩り、来場者たちの笑顔を生み出した。

INFORMATION

イベント名

八女 風靡

開催日

2019年11月24日

会場

かものなべとやき 葉山(福岡県八女市本町53)

主催

八女タウンマネジメント株式会社、八女市商店街連合会

特別協力

八女商工会議所

ゲストシェフ

金田英之(奈良屋町 青)、原隆司(NONOKA RESTAURANT)

関連記事