住む憧れ「グランドメゾン」の人気の理由。
佐賀県鹿島市にある肥前浜宿(ひぜんはましゅく)は古くから酒造りが行われてきた地域で、酒や醤油などの醸造所が並ぶ「酒蔵通り」や「茅葺の町並み」は歴史的な風景が残る場所として多くの人が訪れます。そんな肥前浜宿に2021年5月、新たな宿泊施設「御宿 富久千代」が開業しました。Vol.04では御宿 富久千代ならではのサービス「酒蔵ツアー」について紹介します。
普段では立ち入ることができない「富久千代酒造」の酒蔵をご案内
最後に紹介するのは宿泊者限定で開催される「酒造ツアー」。チェックイン後に行われるこのツアーでは、普段は一般人立ち入り厳禁の富久千代酒造の酒蔵に入ることができます。さらに杜氏による酒造りの説明や鍋島の試飲などもあり、日本酒好きにはたまらないコンテンツとなっています。
杜氏で富久千代酒造代表の飯盛直喜氏は、「ここでの酒造りに触れていただき、鹿島や肥前浜宿の歴史や風土に少しでも興味を持っていただければうれしいですね。そういった知識があるだけで、きっとここの風景も違って見えると思います。そういった体験が次につながると信じています」と、ツアーを開催する理由を話されました。
このツアーでは、佐賀の銘酒・鍋島がどのように造られるかを杜氏の説明を受けながら垣間見ることができます
富久千代酒造の酒造りと鍋島を知るツアー
こだわりの米や水、蔵の雰囲気を楽しんだ後は、杜氏たちのミーティングルームとしても使われる一室に招かれ、鍋島を試飲で味わうことができます。試飲で使われる酒器にもかなりこだわりが感じられるので、そちらもぜひ楽しんでください。そんな器からも、飲む人に少しでも満足してほしいという富久千代酒造らしい心意気を感じることができるはず。また、蔵の中にはギャラリーもあり、富久千代酒造の歴史やさまざまな種類の鍋島に出会うことができます。お酒の知識を得た後にいただく食事はまた格別なものになることでしょう。
さらに、通常は酒蔵での販売を行なっていませんが「御宿 富久千代」に宿泊された方に限り、3本まで富久千代酒造の「鍋島」を購入が可能。「Black Label」など希少な商品も購入可能です。
試飲会場となる杜氏たちのミーティングルーム(写真上)と富久千代酒造のギャラリー(写真下)
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