住む憧れ「グランドメゾン」の人気の理由。
九州・玄界灘に浮かぶ長崎県の離島「壱岐島」は、博多港から高速船で約1時間の場所に位置します。エメラルドグリーンの海では壱岐名物のウニや新鮮な魚介類が獲れ、壱岐の豊かな自然で育つブランド牛・壱岐牛など、豊かな食材も魅力の一つ。また島内には150社以上の神社があり、パワースポットとしても人気。何もしなくても癒される壱岐へショートトリップしてみませんか。
えっ、意外と近い! 癒しの離島・壱岐
高台から見下ろした郷ノ浦港フェリーターミナル
ご無沙汰しております。muto編集部の森でございます。昨年から続く自粛ムードもワクチン摂取がスタートしたり、緊急事態宣言が解除されたりと、少しずつ緩和の兆しが見え隠れしておりますが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。そろそろお出かけしたい! そんな気持ちの方も少なくないはず……。
というわけで今回は博多港からフェリーで約1時間で行けるリゾートアイランド「壱岐」をご紹介します。長崎県の離島の一つ壱岐島は福岡県と対馬の中間地点に位置する島。南北約17km・東西約15kmという小さな島ですが、島内には魅力的なスポットやグルメが満載なんです!
神々が集まるパワースポットアイランド
「日本のモンサンミシェル」といわれ、近年、全国的に人気の小島神社
日本最古の歴史書『古事記』に登場する国生み神話にも登場する壱岐は、古来より神々とのゆかりが深い場所として語られています。現在も島内には神社庁に登録されている神社は150社で、それ以外の神社もたくさん点在しています。まさに島全体がパワースポットのよう。
そんな中でも印象的なのが「小島神社」。壱岐の入江に浮かぶこの島に建つこの神社は、普段は海によって陸地と隔てられています。しかし、干潮時に参道が現れ参拝が可能に。太陽と月の引力が創り出す神秘的な砂浜の参道は“映えスポット”としても人気で、干潮時を狙って多くの人が訪れます。
ほかにも森の中に静かに鎮座する「月讀神社」や壱岐の一の宮「天手長男神社」、七本爪の龍神を祀る「龍光大神」など人気の神社が島内に点在しています。
小島神社の境内は島の木々に隠れるように建てられている
月讀命(つくよみのみこと)を祀る月讀神社は、天照大御神の次に産まれたとされる神で航海安全や月にまつわることのご利益があるとされている
137段の苔むした石段を上り詰めると山頂に社殿がある天手長男神社(あまのたながおじんじゃ)
壱岐の最高峰「岳の辻」にある龍光大神(りゅうこうおおかみ)は7本爪の龍神が祀られ、近年パワースポットとしても人気
“海女の里“として知られる八幡浦の海中に祀られている「はらほげ地蔵」は、小島神社にもほど近い場所にある人気スポット
壱岐の海を体験するマリンパーク
壱岐島北部にある入り江を仕切ってできた海浜公園「壱岐イルカパーク&リゾート」ではイルカとも触れ合える
壱岐の観光スポットとして外せないのが、天然の入江を仕切った海浜公園「壱岐イルカパーク&リゾート」。2019年に大規模リニューアルをしたこの施設では、「イルカに間近でタッチできる!」「イルカにゴハンをあげられる!」「イルカのトレーニング体験ができる!」といったイルカにまつわる多彩なプログラムが用意されています。
さらに、島の豊かな自然を活かしたデイキャンプやバーベキュー、SUP(スタンドアップパドル)体験などのアクティビティも実施。また、館内にはカフェが併設されふわふわのパンケーキや壱岐牛を使ったメニューなども楽しめます。
イルカにあまり興味がない私みたいな人も、カフェや壱岐の情報発信基地として活用できるので、壱岐初心者はまずここからスタートしてみてはいかが?
青い扉が印象的なカフェテリア内にフロントを設置。アクティビティやイルカ体験の予約、カフェメニューの注文などはフロントで行われる
壱岐グルメで旅の満足度をアップ!
肉も魚も野菜も美味しさ太鼓判!豊かな自然に育まれた壱岐の味を堪能
旅の楽しみと言えば「食」ですよね。壱岐にも美味しいものがたくさんあります。中でも外せないのはやはり壱岐牛。年間900頭ほどしか出荷されない希少な壱岐牛は、和牛のオリンピック「全国和牛能力共進会」の「肉部門」で日本一を獲得した高品質な和牛としても知られています。
そんな壱岐牛をハンバーガーで味わえるのが「モカジャバ カフェ 大久保本店」。古い海産物屋を改装したカフェで、レトロモダンな雰囲気も街並みにマッチしています。そして、一番人気は壱岐牛を100パーセント使用したハンバーガー。柔らかな食感とコクのある脂が特徴のパティは甘みのあるジャボネソースと相性抜群。シャキシャキのレタスなどの野菜は地元のもの使用されているそうです。
壱岐の魚介が味わいたい方には玄界灘産の天然魚にこだわる「割烹一富士」がオススメ。シーズンになると壱岐の名産生ウニを使った料理なども楽しめます。
壱岐散策にふと出会ったベーカリー「パンプラス」は、森イチオシの立ち寄りスポット。1日2440個売れたという、壱岐牛のサイコロステーキの入った贅沢なカレーパンで有名だそうですが、個人的に推しなのは塩パンです。フワッと仕上がった記事と程よい塩気が後引く一品です。
味はもちろん、街並みと合ったお店の雰囲気も素敵な「モカジャバ カフェ 大久保本店」。映えスポットとしても押さえておきたい
壱岐の海の幸が季節通して味わえる「割烹一富士」。多彩なメニューも魅力の一つに
車で壱岐散策をしている人にはぜひ行ってもらいたいベーカリー「パンプラス」
なわけで、博多港から1時間のリゾートアイランド・壱岐について書きましたが、壱岐の魅力はまだまだこんなもんじゃありません! まだまだ緊張感のある日々が続いていますが、少し足を伸ばせば自然あふれる素晴らしい場所はたくさんあります。疲れた心をリフレッシュできる場所の一つに、壱岐も入れてもらえると嬉しい限りです。
では、次の旅でまたお会いしましょう!
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