BMW 個性的なグリルの新型M3セダンとM4クーペを公開

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muto編集部

BMWは新型「M3セダン」「M4クーペ」と、その高性能版の「コンペティション」を発表した。

「M」の系譜を受け継ぐ、個性的なスタイリング

「M」ならではのパフォーマンスを発揮する高性能モデル「M3セダン」と「M4クーペ」が、共に大型の縦型キドニーグリルで登場。アグレッシブな顔つきのニューモデルには先代同様にさらなるパフォーマンスを誇る「コンペティション」が設定されている。

「M3セダン」「M4クーペ」のエクステリアは、アグレッシブで個性的だ。フロントのキドニーグリルのデザインは中央で二分割され、下部まで延びたフレームレスのオールブラック仕様に一新された。これは、グリルの奥に搭載されているハイパフォーマンスなエンジンに冷却用エアが必要であることを示している。

「M4コンペティションクーペ」のスタイリッシュで精悍なスタイリング

いずれも「M」ならではのダブルバーにモデル・バッジが配され、キドニーグリルの左右には、ドライブトレインとブレーキシステムの冷却を最適化するため大きなインテークが追加。ルーフはカーボンファイバー強化プラスチック(CFRP)製が標準装備され、すぐに「M」だと識別することができる。

「M」ならではの仕様が施されたエクステリア(画像は「M4コンペティションクーペ」)

「M3セダン」は全幅が26mm増えて1,903mmになり、全高は1,433mm。「新型3シリーズセダン」と比較すると、全長が85mm、全幅が75mm大きく、全高は2mm低くなっている。「M4クーペ」の全幅は、1,887mmになり、全高は5mm増の1,393mm。「新型4シリーズクーペ」と比べると全長が24mm、全幅が40mm、全高が10mm拡大。高性能スポーツカーとして最適なボディサイズとなっている。

それぞれ専用のスポーツシートを装備する。(画像は「M4クーペコンペティション」)

パワーユニットには3リッターの直列6気筒ツインターボエンジンを採用

いずれも3リッター直列6気筒ツインターボエンジンを搭載。最高出力353kW(480ps)/6,250rpm、最大トルク550Nm/2,650~6,130rpmを発生し、6段MTで後輪を駆動する。
コンペティションモデルが搭載する 3リッター直列6気筒ツインターボは、最高出力375kW(510ps)/6,250rpm、最大トルク650Nm/2,750~5,500rpmを発生。最高回転数は7,200rpm。8段Mステップトロニック・トランスミッションを介してリアを駆動する。オプションの四輪駆動システムM xDrive搭載モデル2021年に準備される予定だ。

「M3コンペティションセダン」の迫力あるスタイリング

ハイパフォーマンスなエンジンによって優れた加速性能が実現。「M3セダン」「M4クーペ」は停止状態から車速100km/hまでそれぞれ4.2秒。0 -200km/hの加速に要する時間は13.7秒と、その発進加速性能は極めて高い。
また、コンペティションモデルの場合は、0-100km/hが3.9秒、0-200km/h加速が12.5秒となる。最高速度は250km/hで電子制御されており、オプションの「Mドライバーズパッケージ」を組み合わせると最高速度は290km/hとなる。

専用パーツがほどされている「M3コンペティションセダン」

新開発のMスポーツシートを標準装備

インテリアは、Mレザーステアリングホイールに装備した赤色のMボタンとセンターコンソールの赤色のスタート/ストップボタン、新デザインのドライブロジックスイッチ付きセレクターレバーのレザー表面の型押しMのロゴ、M GmbHカラーのステッチなどが目を引く。

「M3コンペティションセダン」のコクピット

セレクターレバーには、肉抜き加工した部分にウォーターフォールライトが組み込まれている。新開発のMスポーツシートとエクステンデッド・ファイングレイン・メリノレザーを標準装備し、Mカーボン・バケットシートをオプションで用意した。

世界市場への導入は2021年3月から始まる予定だ。

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