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公開日
muto編集部
東京・天王洲のGoyo Galleryが2025年9月25日(木)から9月28日(日)まで開催される『ART FAIR ASIA FUKUOKA 2025 (AFAF)』において、佃 眞吾、タカハシマホ、Cevo(セボス)による3人展を開催します。
9月25日(木)から9月28日(日)の4日間、福岡市内のマリンメッセ福岡B館で開催される『ART FAIR ASIA FUKUOKA 2025 (AFAF)』にて、東京・天王洲のGoyo Galleryが、佃 眞吾、タカハシマホ、Cevo(セボス)よる3人展を開催します。
Goyo Galleryはアートの分野だけでなく、著名なファッションブランドでの展示や企画協力を行うなど、ファッション業界からも注目を集める話題のギャラリーです。
Goyoが注目する木工藝作家である佃の作品は、その確かな技術と完成度から近年ますます人気が高まり入手困難な作家となっています。
佃眞吾:神代楡ノ櫃 W280×D250×H220mm 2025 刳物 神代楡./ photo:奥山晴日
佃 眞吾 1967年滋賀県長浜市生まれ
家具職人としての経験を土台に、漆芸や指物など多様な技術を身につけてきた佃の、その創作の根底には、暮らしや時代背景から生まれる「民藝」と呼ばれる表現や、それを築いてきた作り手たちへの敬意が息づいています。日本独自の美意識を探求し続ける姿勢が、佃の作品に色濃く表れています。自然の中でゆっくりと育まれた木には、それぞれ異なる表情や質感、そして静かな力が宿っており、佃は、そうした“生きた素材”と向き合いながら、作家としての眼でその個性や魅力を見つめ、手を加え、ひとつのかたちとして世に送り出しています。
また、新たな少女像を描くタカハシマホの魅力的な作品に加えて、ストックホルムを拠点に活動するセボスの作品は日本の都市部の風景を切り取っており、それぞれが佃の作品と共鳴します。
タカハシマホ:Repeatedly accumulate creation. Oil on canvas. 1,455×1,120×30mm 2025
タカハシマホ:あいとわ Oil on canvas. 91×72.7×3cm 2025
タカハシマホ 1992年千葉県出身
幼少期の全ての記憶と経験は、人として成育するうえで重要な軸となる。タカハシはそれを原点とし少女を描いているが、その容姿は観覧者が自己投影できる鏡とし、視覚的情報が簡略化されている。彼女の描く世界は、情報や物で溢れた現代社会を生きる個のための聖域であり、祈りのようなものでもある。アニメ、漫画に登場する我々が憧れるヒーロー、ヒロイン象に当てはまらないシンプルなその見た目は、豊かな時代が生んだ平和と平等を願う象徴であり、新たな少女像の形なのである。
Cevo(セボス):Otoky N7 Acrylic on canvas. 80x100cm 2025
Cevo(セボス):Otoky N9 Acrylic on canvas. 38x46cm 2025
Cevo(セボス):Otoky N12 Acrylic on canvas. 38x46cm 2025
Cevo(ゼボス) アルゼンチン出身
ストックホルムを拠点に活動するアーティスト・デザイナー。個人的な体験と「未知」への探究をテーマに、シュールレアリスム的な作品を制作。代表作「Otoky(オートキィ)」は、東京と京都を訪れた体験から生まれ、日本の文化や都市風景への敬意を表現している。レトロフューチャーやアニメの要素を取り入れた絵画は、2024年のアートフェアで完売し注目を集めた。「Otoky」の制作は写真の模写にとどまらず、早朝からの撮影や現地探索を通して得た1000枚以上の写真から構図を練り、70〜90時間かけて1作品を完成させる。日本へのオマージュとして、今後も新作が展開されていく予定。
『ART FAIR ASIA FUKUOKA 2025 (AFAF)』会期中は、佃 眞吾の小皿から飾り棚まで幅広く展示され、タカハシマホのセボスの作品と共に販売されます。
INFORMATION
イベント名
『ART FAIR ASIA FUKUOKA 2025 (AFAF)』
会期
2025年 9月25日(木)- 9月28日(日)12:00 - 19:00
会場
マリンメッセ福岡 B館(福岡市博多区沖浜町2−1)
入場料
早割:2000(税込)前売:2500円(税込)当日:3,000円(税込)
『ART FAIR ASIA FUKUOKA 2025 (AFAF)』公式サイト
冊子版mutoの紹介