【muto43】チェンマイをウロウロしてみた【vol.03 グルメ編】

公開日

muto編集部

2024年12月にタイ・チェンマイで開催されたアートイベントにmuto編集部が参加しました。muto本誌ではアートイベントを中心に一緒に参加した日本人アーティストやチェンマイのアートを紹介しましたが、muto webではチェンマイで訪れたスポットをメインに紹介。
vol.03ではチェンマイで出会った素敵なグルメについてご報告します。

さまざまな食材とさまざまな味覚を楽しむチェンマイグルメ

チェンマイを含めたタイ北部の料理は、ラーンナー文化の中で育まれました。他の地域との違いは、自然の恵みに感謝しながらすべての食材の恩恵を受けるという文化的背景から、山菜や淡水魚などの旬の食材を使用し、苦味を加えたうま味豊かな味わいが楽しめるという点です。また、中国やチベット、ミャンマーなどから来たさまざまな部族の食文化が混ざり合うことで、独自の調理法なども確立。さらにチェンマイにはカフェと同様にオシャレなバーも多いので、ぜひそちらにもチャレンジしてほしい。

タイ北部の伝統料理「カントーク」

タイ北部の伝統料理の代表格といえば「カントーク」。カントークとは、冠婚葬祭や寺院のお祭りなど特別な日の食卓を指します。丸い膳にさまざまな料理を載せて取り分けるタイ北部の伝統的な食事スタイルで、中でも青唐辛子ディップ「ナムプリックヌン」、揚げた豚皮「ケープムー」、ソーセージ「サイウア」が代表的な料理といわれます。このカントークに合わせてタイ北部の伝統的な舞踊やパフォーマンスが楽しめるのが「オールドチェンマイ カルチャーセンター」。こちらはまるで当時にタイムスリップしたような雰囲気の中、タイ北部の伝統を楽しめるスポットなのでチェンマイ初心者はぜひ立ち寄ってもらいたいです。

1971年に設立した「オールドチェンマイ カルチャーセンター(Old Chiangmai Cultural Center)」は、タイ北部の伝統的な料理「カントーク」と伝統的なショーやパフォーマンスが楽しむことができる施設。テーブルを囲む床に座りさまざまな料理を味わいながら、ショーを鑑賞するという贅沢な時間を過ごしてみてはいかが

メンonメン&カレースープを味わう「カオソーイ」

タイ北部の麺料理といえば「カオソーイ」。チェンマイ風カレーラーメンともいえるこちらの料理は、カレースパイスがたっぷり入ったココナッツミルクベースのスープに卵麺と揚げ麺を合わせて食べるのが特徴です。また、具も柔らかく煮込んだ鶏、豚、牛などから選ぶことができます。スープの味は香辛料が強めものから、ココナッツミルクが多めのマイルドなものまで、お店によって様々なカオソーイを楽しむことができるので、食べ歩きをする人も少なくありません。

日本をイメージした店舗が印象的な「カオソーイ」。カオソーイは定番の鶏肉のほか、豚・牛・海鮮などがある。スパイス香る濃厚なスープは辛味は控えめなので日本人も満足間違いなし。また、カオソーイを炒めるカオソーイパットヘンガイトゥンもラインナップ

朝食に味わいたい「カオマンガイ」&「ジョーク」

日本でも知られるタイ風鶏めし「カオマンガイ」は、現地で食べるとかなりあっさりとした味わいに。異国の料理でくたびれ気味の胃にも優しい味わいがなんともクセになります。また、タイで最もポピュラーな朝ごはんの一つ「ジョーク」は、米の形がなくなるまで煮込んだタイのお粥。こちらもスルッと食べられて、前日に飲み過ぎたという方にもオススメです。

日本の感覚だと、朝からカオマンガイ?と思うかもしれないが、これがかなり良い。鶏の出汁が染み込んだライスに柔らかい鶏肉はベストマッチ。付け合わせのスープも絶品


こちらはタイ風の揚げパン「パートンコー」の有名店「パートンコー・ゴーネン」だが、パートンコーと一緒にいただくジョークも絶品。卵を乗せたジョークは雑炊のような感覚で味わえる。パートンコーを付けながら食べるのもおすすめ

絶景&変わり種バーもチェック

今のチェンマイを感じたい方はぜひバーにも立ち寄ってほしい。近年、タイではルーフトップバーが人気で、2023年11月に開業した「インターコンチネンタル チェンマイ メーピン」にもルーフトップバー「ホーンズスカイバー(Hong’s Sky Bar)」があります。チェンマイの市街を眺めながら食事やシグネチャーカクテルが味わえます。また、コンセプト系のバーもチラホラ。今回訪れた「MARS」はその名の通り火星をテーマにしたバー。一風変わったバーを楽しむのも旅の醍醐味と言えます。

ホテルの17階に設けられた「ホーンズスカイバー(Hong’s Sky Bar)」からは、市街と山並み、ピン川などが一望できる。開放的な空間で特別な夜を過ごしてみてはいかが


火星をイメージした「MARS」の店内は、バーカウンターはもちろん、デザインの異なるテーブル席が設けられている。映えスポットとしても人気でさまざまなシチュエーションで撮影する人も少なくない

今回のチェンマイ取材では、アートはもちろん、チェンマイの今のカルチャーにも触れることができました。肩肘張らない自然体のチェンマイは、福岡にも似た雰囲気があり、滞在していてとても心地よかったです。
現在は大阪からしか直行便がありませんが、福岡-チェンマイ直行便もぜひ作っていただきたい……そう思わずにはいられないツアーでした。

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