【ホテルウィングインターナショナル博多新幹線口】都市部初のZEB実証事業に採択されたホテル

公開日

muto編集部

市営地下鉄「博多」駅「東6」出口から徒歩約2分、空港の到着ゲートから約20分でチェックインができる「ホテルウィングインターナショナル博多新幹線口」は、省エネルギー化を実現する「ZEB ready」の認証を取得しています。今回はそれがどういったものか、また、ホテルでどのように機能しているかを解説します。

都市部で初めて経済産業省ZEB実証事業に採択されたホテル

JR「博多」駅新幹線口(筑紫口)から徒歩約4分、市営地下鉄「博多」駅<東6出口>から徒歩約2分という好立地が魅力の「ホテルウィングインターナショナル博多新幹線口」。また、ホテルの1階には「タイムズ」のカーシェアステーションを常設し、県内外の車移動を検討されている方にも支持されています。

そんな「ホテルウィングインターナショナル博多新幹線口」は、訪れるお客様だけでなく環境にも配慮したホテルということをご存知でしょうか。このホテルは2017年に経済産業省ZEB実証事業に参画し、都市型ホテルとしては全国で初めて「ZEB ready」の認証を取得しました。

ZEBとは「ゼロ・エネルギー・ビルディング」を意味し、「ZEB ready」とは、そのZEBを見据えた先進建築物として、外皮の高断熱化及び高効率な省エネルギー設備を備えた建築物を指しています。その上で、省エネルギーとホテルとしての快適性・利便性の両立を目指し、さまざまな空間が作られています。

「快適温湿」「静かな空間」「優しい照明」「心地よい温浴」を提供

省エネルギー実現の手段として、全ての窓にLow-E複層ガラスを、壁・床には高性能断熱材を採用したほか、ハイブリッド給湯システム、高効率ビルマルチ空調・全客室LED照明・タスクアンビエント照明・太陽光発電・全熱交換器等を導入。これらをビルエネルギーマネジメントシステム(BEMS)で連携し、効率的運転を目指してコントロールすることによって、従来仕様に対して53%の省エネを実現しました。同時にこれらの省エネルギー設備を用いて、お客様に滞在中満足いただけるように「快適温湿」「静かな空間」「優しい照明」「心地よい温浴」の提供しています。

快適な滞在空間だけでなく、省エネの向上に注力し環境にやさしいこちらのホテルは、次世代に繋がる都市型ホテルのモデルケースといえるでしょう。

ホテルラウンジや客室、大浴場といったそれぞれの空間で省エネを考えた設計ながら「快適温湿」「静かな空間」「優しい照明」「心地よい温浴」を実現

省エネ実現プランとして、ホテル屋上にはハイブリッド給湯システム(左上)や太陽光発電パネル(右上)、高効率ビルマルチ空調(左下)等を導入。その結果、BELS(建築物省エネ法に基づく第三者認証制度・右下)を取得した

ホテルウィングインターナショナル博多新幹線口

住所

福岡県福岡市博多区博多駅東1-17-17

お問い合わせ先

092-431-0111

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