住む憧れ「グランドメゾン」の人気の理由。
伝統を守りつつ、現代のライフスタイルに馴染む工芸品
令和の伝統工芸に新風を吹き込む工芸士作家にスポットを当てた展示販売会がアクロス福岡で3月19日(土)〜21日(月・祝)まで開催されます。
養蚕から博多織の制作まで一貫して手掛け“絹糸から福岡産の博多織”を目指す伝統工芸士から、完売続出で入手困難と話題の民芸品を生み出す人形師まで、今勢いのある作家たちが集結し、日々の暮らしに取り入れたくなるアイテムを販売します。
伝統工芸の未来を切り拓く7人
1. 博多織 伝統工芸士 荒木希代
博多織デベロップメントカレッジ卒業後、着物の制作を開始。養蚕から博多織の制作まで一貫して手掛ける“絹糸から福岡産の博多織”を目指し、博多織の良さを広める活動を続けている。2019年“ミニツケルハカタオリ”をコンセプトとしたブランド「CO.COON(コクーン)」を立ち上げ話題に。
博多織 伝統工芸士 荒木希代
2. 博多人形師 伝統工芸士 松尾吉将
博多人形師である故・松尾文夫氏に師事。若手人形師の登竜門といわれる「与一賞」など受賞歴多数。白彫会所属。博多人形商工業協同組合理事。福岡県優秀技能者。伝統的な美人ものや縁起物のほかにも、現代の生活にあった博多人形を提案している。ヨメと夫婦二人三脚で日々モノ作りと向き合う。
博多人形師 伝統工芸士 松尾吉将
3. 津屋崎人形 筑前津屋崎人形巧房 津屋崎人形師 原田翔平
創業240年以上の歴史を刻む筑前津屋崎人形巧房の8代目。公務員を経て、2017年から家業の津屋崎人形師の道へ。愛らしいフォルムとなんとも言えない表情を浮かべる「ごん太」がテレビ等で注目され話題に。完売続出で入荷待ちの状況が続いている。津屋崎の地域振興や民工芸品の盛り上がりも目指す。
津屋崎人形 筑前津屋崎人形巧房 津屋崎人形師 原田翔平
4. 小石原焼 鶴見窯 陶芸家 和田義弘
京都伝統工芸専門学校卒業後、小石原で作陶を始める。モノトーンの渦巻き模様やシンプルさが際立つ軽い飛び鉋の入れ方で小石原焼に新風を吹き込む。伝統技法を大切にしながらも、時代の流れにあわせた新しい小石原焼に挑戦し続けている。
小石原焼 鶴見窯 陶芸家 和田義弘
5. 上野焼 庚申窯 陶芸家 髙鶴裕太
大学卒業後、家業の陶芸家の道へ。上野焼の伝統技術を受け継ぎつつ、他工芸品の城島瓦での焼成を取り入れたり、得意の絵を生かしたアート色の強い作品を生み出すなど、新しい上野焼に挑戦し続けている。オーダーメイドの器は納期待ちになるほど人気。自身の制作過程などを紹介したホームページも話題。
上野焼 庚申窯 陶芸家 髙鶴裕太
6. 掛川 GOZA/九州物産(株)デザイナー 友添祐一郎
英国の大学で建築やデザインを学び、卒業後は建築系の仕事に従事。2015年に事業継承を決意し、イ草を使った生活雑貨などを創出するブランド「GOZA.」を設立。現代のライフスタイルに合う商品作りを心掛け、イ草そのものに色付けする「イ草フラワー」は、空気清浄や湿度調整作用が話題になり人気に。欧米での事業展開にも取り組む。
7. 甘木絞り 日ノ目スタヂオ代表 染色家 西村政俊
江戸後期から昭和初期にかけて盛んだった福岡県朝倉市の伝統工芸「甘木絞り」。甘木絞りが再び日の目を見るためにブランド「HINOME 」を立ち上げる。甘木絞りの技術や特徴を踏襲しながら、現代のライフスタイルにマッチしたデザインやアイテムを制作。伝統工芸の魅力を伝えるために絵本も発行。
甘木絞り 日ノ目スタヂオ代表 染色家 西村政俊
匠たちが直接レクチャー!日替わり体験イベント
また、作家本人による日替わり制作体験も必見です。
Information
タイトル
ニュー・スタンダード 7人の匠展
日程
3/19(土)~3/21(月・祝)
時間
10:00~18:00(最終日16:00まで)
会場
アクロス福岡 1階アトリウム/2階匠ギャラリー
福岡市中央区天神1丁目1番1号
アクロス福岡 HP