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九州北西部の地「肥前」。日本磁器のふるさとで開催される「百花繚乱のやきもの展」
陶石、燃料、水など窯業を営む条件が揃う自然豊かな九州北西部の地、肥前。
肥前の各産地では、互いに切磋琢磨しながら、個性際立つ独自の華を開かせていきました。
その歴史と伝統を400年以上にわたり受け継ぐ、「肥前やきもの圏」は佐賀県と長崎県の8つの市町、唐津、伊万里、武雄、嬉野、有田、佐世保(三川内)、平戸、波佐見から成り立ちます。
この肥前で製作された作品の魅力を体感するイベント「肥前やきもの圏作家展 2021」が、10月9日(土)、10日(日)、長崎の波佐見で開催されます。
22組の作陶家の作品を展示販売する2日間
肥前のそれぞれの地域に住み、日々作陶活動をしている計22組が集まり、個性あふれる作品を実際に手にとって楽しむことができる2日間。その一部をご紹介しましょう。
西 隆行[有田]
佐賀県の有田町で作陶する陶芸家。
釉薬の流れた表情が特徴的な雫釉(オリジナルの青磁釉)のシリーズが代表作。土型を使ったロクロ型打の器も制作中。
濱崎 快素[唐津]
東京造形大学彫刻科卒業後、矢野直人氏に師事。
2018年より唐津市相知町にて花器・酒器・食器を中心に、唐津の素朴な土と釉薬を使い、自分なりの唐津を模索しながら作陶中。
吉田 健宗[波佐見]
1973年 長崎県生まれ
2000年 佐賀県立有田窯業大学校卒、熊本県の蒼土窯にて前田和氏に師事
2002年 長崎県波佐見町内のメーカーに轆轤士として勤務
2004年 長崎県波佐見町にて独立
日々の食卓で、いつも何気無く手が伸びるようなうつわを作陶中。
陶芸体験やロクロの実演も
歴史と伝統が培った技と美が詰まった「肥前やきもの圏作家展 2021」。
「手びねり」の陶芸体験や、作家による蹴ロクロや泥漿鋳込みの実演も行われるので、週末のドライブ兼ねて気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょう。
イベント名
肥前やきもの圏作家展 2021
日程
2021年10月9日(土)9:00~11:00
*9:00~11:00は招待券を持つ関係者及びバイヤー、プレスの方のみ入場可
10日(日)10:00〜17:00
会場
波佐見講堂
長崎県東彼杵郡波佐見町井石郷2200
主催
一般社団法人 波佐見町観光協会
協力
「肥前やきもの圏作家展」実行委員会 / 「肥前窯業圏」活性化推進協議会 / 一般社団法人 有田観光協会 / 株式会社 有田まちづくり公社
備考
新型コロナウィルス感染症の感染状況により「肥前やきもの圏作家展」を延期もしくは中止せざるを得ない可能性があります。
延期・中止の場合は「波佐見町観光協会」のWeb, Instagramにてお知らせしますので、ご来場される前に確認をお願いします。
波佐見町観光協会HP
肥前やきもの圏HP