糸島ハンバーガー巡りVol.4 地元愛溢れるお店『シェフのごはん屋さん 四季彩』

公開日

まるおようこ

元フレンチの料理人が作る、糸島産の食材をギュッと詰め込んだ「糸島バーガー」を紹介します。

「糸島の美味しいものを詰め込みました」

糸島出身のシェフ 吉田一信さんだから出来ること。それは、地元糸島の、それも生産者の顔が見える食材を使うこと。パテに使用する豚肉は、養豚場を営む同級生が育てたブランド豚“伊都の宝”、糸島バーガーに欠かせないキャベツは近所の農家さんが作っているもの、バンズは二丈(糸島市)にあるパン屋『麦の木(現在は、福岡市西区西都に移転)』にオリジナルを依頼したりと、こだわるのは糸島。「仲間うちの食材で作っているようなものです」と話すシェフですが、食材の他にもこだわりは隠されていました。

2種類の旬の野菜が入った「糸島旬野菜バーガー(1,080円)」。今の時期は、アスパラガスのソテーとさつま芋の天ぷらです。

隠し味にフレンチ?!

中学校卒業後、先斗町(京都)にある創作フレンチレストランで長年修業を積んだ経験から、フレンチ料理の要素が隠し味に入っているそう。その味は“企業秘密”でしたが、ボリューミーなのにさっぱりと食べられるハンバーガー。その秘密、実は味以外にもあることが判明。それは、糸島豚を多めに使っていること。糸島豚の特徴は、牛肉に負けないコクがあるけどしつこくないという利点。隠し味と糸島豚が相まって、人気を押し上げているのかもしれませんね。

お店に立つときは、いつもコック帽のシェフの吉田さん

レギュラーメニューは6種類、期間限定が1種類と常時7種類のメニューが揃います。10月以降の牡蠣のシーズンに入ると期間限定メニューに“糸島牡蠣のアヒージョバーガー”がお目見え。また、具材のアレンジは大歓迎なので食べたい具をチョイスしてオリジナルバーガーを作ることも可能です。

カニクリームコロッケバーガーにパテを入れたりとアレンジは自由自在!

美味しい要素たっぷりのハンバーガーの食べ方をシェフに尋ねると、「上からつぶしてください」と。一瞬ひるみますが、全ての具を一緒に食べるにはそれが一番!と、シェフの前で遠慮なく上から押しても残りまだ約9cm。可能な限り大きく開けた口に押し込むと、選んだ辛めのソースに芋の天ぷらの甘さ、肉厚だけどさっぱりしたパテにシャキシャキのキャベツ等が口の中で混ざり、色んな味と食感が楽しめるという贅沢さです。

シャキシャキしたキャベツにもひと手間かけた隠し味が。

漬け込み唐揚げも人気メニュー

お客様との縁から生まれた調味料

ハンバーガー専門店の前に糸島市内で営んでいた居酒屋。その時の常連の農家さんが育てている“ハバネロ”を使ってできた商品が“糸島 中村農園のハバネロでフレンチ出身の吉田シェフが作った”調味料。当初は、ハバネロを料理の味付けの一つとして使っていたが辛すぎたため断念。その後、調味料にアレンジしたところ使いやすいと評判になったと。農家さんと一緒に土から作るなど、手間暇かけ育てている糸島産の“ハバネロ”だから出来た調味料は、辛い食べ物が好きな人にはたまらない一品ですね。

ハバネロを使った調味料は全5種類。お店や通信販売などで購入可能です。

お客様や友人を大切にしているからこそ、その縁から出来た商品やメニュー。糸島食材を多く詰め込んだハンバーガーを“糸島グルメバーガー”として売り出したいとコソっと教えてくれました。

「周りの人に支えてもらってます」と語るシェフご夫妻は、いつも笑顔で迎えてくれます。

店名

シェフのごはん屋さん 四季彩

住所

糸島市高田4-2-15(業務スーパー斜め前)
シェフのごはん屋さん 四季彩


電話番号

092-321-1525

営業時間

11:30~21:00 ※なくなり次第閉店

店休日

月曜、イベント出店日

駐車場

あり

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