糸島ハンバーガー巡りVol.3 ヴィーガンカフェ『喫茶 ひるねこ』

公開日

まるおようこ

2007年に城南区茶山(福岡市)にオープンしたヴィーガン料理専門店が、2020年6月に一貴山(糸島市)に移転オープンしました。

『喫茶 ひるねこ』と “ヴィーガン料理”

「お肉を食べなくても生きていけるのでは?」奥様のこの一言がきっかけとなり、ヴィーガン料理を習い2007年に城南区茶山(福岡市)に専門店をオープンさせた、勝部 敦(かつべあつし)さんご夫妻。その後、縁あって奥様の実家にほど近い一貴山(糸島市)に2020年6月『喫茶 ひるねこ』を移転オープン。移転後もそれまで茶山に来てくれていた多くのお客様も糸島まで来てくれているという。

店内の雰囲気作りも大切にしているご夫妻。そのお二人が作るヴィーガン料理を紹介します。

ヴィーガン料理” とは?

まずは “ヴィーガン料理” とは、というところから。“ベジタリアン” は何となくわかるけど “ヴィーガン” ??と、思う方も多いのではないでしょうか。どちらも菜食主義ではありますが、ヴィーガンは完全菜食主義者と言われています。その理由は、牛乳を含む乳製品や卵などの動物性食品を一切使用しない料理とされているから。動物愛護の意味合いもあるようですね。

初体験!『ヴィーガン料理』

3種類あるハンバーガーの中から選んだのは“ビーンズバーガー”。このハンバーガーのパテの主材料は、もちろん豆!赤いんげん豆、ひよこ豆やオートミールを主とし、ナツメグなどのスパイスで味付け。天然酵母を使用したバンズの粉は精白している全粒粉と、精白をしていない全粒粉をミックスするというこだわりです。

パテとバンズの味のバランスがちょうど良い

全粒粉で作られたバンズはイタリアのパンの“フォカッチャ”に近く外は少し硬め、中は柔らかいがしっかりとした生地で味はシンプル。そして、気になるパテをひとくち食べると「なるほどね!」と唸ってしまった。これが豆で出来ている?と疑いたくなるくらい、肉で出来たパテとさほど変わらないと食感です。

食感も楽しめる工夫がされているパテは食べ応え満点!

他メニューの食材も、できるだけ皮ごと(ホールフード)調理することを意識されているそう。これは、全粒粉や玄米を主食とするマクロビオテック料理の先生からヴィーガン料理をならったからだと。また、皮には栄養分が多いと言われていることも考えてのことだそうです。

玉ねぎ・塩・菜種油等のシンプルで優しい味のドレッシング

気になる他のメニューとスイーツメニュー

人気の“ひるねこプレート”は、無農薬玄米ごはん・から揚げ(ソイミート)・おかず2種・サラダなどがついて900円と味も料金も魅力のメニュー。食事の他には、女子に嬉しい手作りスイーツも揃います。

タルトは季節限定(ケーキセット 750円/ドリンク付)

この日のケーキは、チーズの代わりに豆腐を使ってクリームチーズ風に仕立てた『クリームチーズ風ケーキ』と、近所で採れたいちじくを使った『いちじくのタルト』の2種類。どちらも甘さ控えめですが、深煎りのオリジナルコーヒー『ひるねこブレンド』との味のバランスが絶妙です。

マフィンセットはドリンク付きで650円です

ケーキやマフィン、お弁当(前営業日前までに要予約)、ハンバーガー(3種類)はテイクアウトが可能です。

14:00~は、メニューが2種類追加されます

喫茶ひるねこでの過ごし方

城南区茶山(福岡市)にあった時の店名は『ひるねこ食堂』。糸島に移転する際に変更した店名は『喫茶ひるねこ』。その理由を尋ねると、「食事のためだけにくるお店ではなく、この空間でゆっくりと過ごして欲しいから」と。
それは、お店作りに表れていました。

ブルーを基調とした店内には可愛い猫グッズも!

店内の色はリラックス効果があり、ご夫妻の思い出の色でもあるブルー系で統一。そして、「料理が出来るまでの間、その時間さえも読みながら楽しんで欲しい」と、奥様セレクトの本がひるねこ文庫として店内に並びます。

ジャンル問わず並ぶ本(ひるねこ文庫の一部)

お客様が帰られるたび、お見送りのために厨房から出てくるご主人。「せっかく来てくれているから」と笑顔で語ってくれました。

古民家をご自身たちでリノベーション。青い扉を目印に

“昼寝”と“猫”で『ひるねこ』。たまには猫のように、マイペースでゆっくりとした時間をここで過ごすのもよいかもしれませんね。

店名

喫茶ひるねこ

住所

福岡県糸島市二丈田中203(JR筑肥線 一貴山駅より徒歩約1分)

電話番号

092-334-3690

営業時間

12:30~18:00LO ※変更になる場合あり

店休日

火曜・金曜

駐車場

あり

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