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ホンマタカシ 鬼と白い馬
天神さま(菅原道真公)をお祀りする全国約12,000社の総本宮と称えられ、「学問・至誠しせい・厄除けの神様」として日本全国に名を馳せる福岡県太宰府天満宮。道真公にまつわる宝物はじめ多数の文化財が展示されている「太宰府天満宮宝物殿」にて、写真家 ホンマタカシ氏の新作映像「鬼と白い馬」が公開されています。
これは、平成 27年(2015)に開催した第9回太宰府天満宮アートプログラム ホンマタカシ「Seeing Itself ― 見えないものを見る」で、ホンマ氏が被写体として選んだ、太宰府天満宮の御神馬であった「白梅号」(通称シロちゃん)を撮り続けて完成した作品です。
「シロちゃん」©Takashi Homma, 2015
「鬼と白い馬」©Takashi Homma, 2017
地元の誰も想像しなかったシロちゃんの様子を無人カメラで捉えた作品
「神幸式大祭」(福岡県無形民俗文化財)での姿と、蹄鉄の交換に注目した前作「蹄鉄とシロちゃん」に対し、今回は、「鬼すべ神事」(福岡県無形民俗文化財)の只中で、鬼すべ堂に隣接する馬小屋の中で休んでいる、これまで地元の誰も想像しなかったシロちゃんの様子を無人カメラで捉えるという、ホンマ氏の好奇心が発端となった作品です。
プロジェクトの帰着点を見届けるとともに、境内のゆかりある場所で撮られたその姿を通して、生前のシロちゃんにしばし想いを馳せてることが出来ます。
Tokyo and My Daughter|関連イベントも開催
会期中、太宰府天満宮周辺の数ヵ所にて、ホンマ氏が知人の娘を我が子のように撮影した「Tokyo and My Daughter」(1999ー2010)も展示されます。 最新情報は、境内美術館ウェブサイトで確認出来るのでチェックして足を運んでください。
「Tokyo and My Daughter」 ©Takashi Homma
portrait©Takashi Homma
ホンマタカシ 写真 家
1999年、写真集『東京郊外 TOKYO SUBURBIA』(光琳社出版)で第 24回木村伊兵衛写真賞受賞。
2011年から 2012年にかけて、個展「ニュー・ドキュメンタリー」を日本国内三ヵ所の美術館で開催。
著書に『たのしい写真よい子のための写真教室』、近年の作品集に『 THE NARCISSISTIC CITY 』(MACK)、『 TRAILS』 MACK)がある。
また 2019年に『 Symphony その森の子供 mushrooms from the forest』( Case Publishing)、 『 Looking Through Le Corbusier Windows』(Walther König, CCA, 窓研究所)を刊行。現在、東京造形大学大学院 客員教授。
タイトル
ホンマ タカシ 鬼と白い馬
会期
令和3年4月24日(土)〜8月1日(日)※5月3日を除く月曜休館
開館時間
9時〜16時30分(入館は16時まで)
会場
太宰府天満宮宝物展殿 企画室・境内
〒818-0117 福岡県太宰府市宰府4-7-1
観覧料
一般 500(400)円・高大生 200(100)円・ 小中生 100(50)円
※( )内は 30 名以上の団体料金、障害者手帳提示により付添者 1 名まで半額料金
主催
太宰府天満宮
協力
ホンマタカシ写真事務所、TARO NASU
境内美術館ウェブサイト
お問い合わせ
092-922-8551(9時~ 17時)
主催者からのお願い
マスク着用など、感染予防対策にご協力の上、ご来場ください。