住む憧れ「グランドメゾン」の人気の理由。
1969年10月14日「九州大学教養部封鎖解除」の現場を捉えた写真約 110 点をを収めた、写真家 SAP CHANO 氏 プロデュース / 現代に蘇る 歴史的事件の第一次史料 写真集『あの時、私は、そこにいた。』が絶賛販売中です。
撮影:高橋健二 『あの時、私は、そこにいた。』
1969年(昭和44年)10月14日、福岡・六本松で発生した学生と機動隊との衝突事件「九州大学教養部封 鎖解除」の実像に迫る写真集『あの時、私は、そこにいた。』が8月10日、マグノリア出版より刊行されました。
この写真集は、サプール文化研究の第一人者としても知られる写真家のSAP CHANO氏がプロデュースを手がけ、福岡市の六本松蔦屋書店や九大伊都蔦屋書店、金修堂書店本店、Amazonなどで絶賛販売中です。
撮影:高橋健二
1960年代後半、大学の管理・運営、研究・教育のあり方に対して異議を唱える学生たちが蜂起した、いわゆる「大学紛争」の時代、各大学ではデモや建物のバリケード封鎖などが起こり、福岡市中央区六本松の九州大学教養部でも1969年(昭和44年)6月、本館などのバリケード封鎖が実行されました。
撮影:高橋健二
そして同年10月、大学側が機動隊導入による封鎖解除・学園正常化を決議。10月14日早朝、大学本部・医学部・教養部前に約4,400人の警察機動隊員が集結、同7時20分に教養部構内への突入が始まり、学生と攻防を繰り返しながら封鎖解除が行われました。
撮影:高橋健二
本写真集は、当時大学生でアマチュアカメラマンだった高橋健二さんが「九州大学教養部封鎖解除」当日、学内に潜入し、一部始終をカメラに収めた素材(全編未公開)を基に構成されています。
撮影:高橋健二
大人都合の理不尽な要求への反発、管理社会への違和感、個が軽視され社会の歯車の一つとみなされ ることへの不安感・・・。当時の学生の心の叫びは、今を生きる私たちにも共感でき、胸に刺さるも のがあります。
自由とは何か、平和とは何か、この夏あらためて考える機会に、ぜひこの一冊を手に取ってみてください。
企画・編集を手がけた写真家 SAP CHANO氏のコメント
およそカメラマンというのは、アマチュアであれプロであれ、興味あるモノやコトに貪欲に近づいていく習性があるのであろう。
あの学生運動から半世紀以上を経た今、その野次馬根性とも言える当時の勇気あるシャッターが、一級品の資料として蘇った。
いまや様変わりした福岡市中央区六本松。半世紀以上前にこの地で繰り広げられた「九州大学教養部 封鎖解除」の未公開フィルムを “発掘” した私は、それをスキャンし、デジタルデータを作成した。
電子版の写真集でも良かったのだろうが、あえて紙の写真集にしたのは、スマホでは見落とすかも知れない50数年前のディテールを、ページをめくって実感してもらいたかったからだ。
ここに残る貴重な写真が書籍となった今、もう歴史の忘却を恐れることはない。
当時の若者の多様な価値観を知る手掛かりになる一冊。
ぜひ手に取って歴史の目撃者となっていただきたい。
INFORMATION
書名
『あの時、私は、そこにいた。』
撮影
高橋健二
規格
A4サイズ・128 ページ
価格
2,700 円(税別)
ISBN
978-4-910853-08-6
販売店
六本松 蔦屋書店(福岡市中央区六本松 4 丁目 2-1)
九大伊都 蔦屋書店(福岡市西区九大新町5番1いと Lab+)
金修堂書店本店(福岡市中央区草香江 2 丁目 2-7)ほか
販売サイト
販売サイト
お問い合わせ
092-600-4769(株式会社アウニー)