One Kyushu ミュージアムは、都心にある空き店舗・空間の利用と、九州の魅力を知る機会を結びつけ、新しい交流の場を生む社会実験です。福岡の大名をステージに、九州が誇る工芸や名産品が展示・紹介され、多彩な専門家によってその特徴や組み合わせの面白さが解説されます。まち歩きを楽しみながら、九州の文化への理解を深める。大名の随所に設けられる各会場へ立ち寄って気軽に九州の魅力に触れてみよう。会期は大きく分けて3つの期間に別れているので、実施内容については公式HPで要チェック。

9月12日(土)　
唐津焼の十四代中里太郎右衛門さん、有田焼の十四代今泉今右衛門さん、十五代酒井田柿右衛門さんをオンラインでつなぎ、これからの焼きもの王国・九州について語っていただきます。ファシリテーターは総合プロデューサー・松岡恭子さん。公式youtubeチャンネルでのライブ配信（無料）でご覧ください。

9月12日(土)～22日(火)会場１：BPRスクエア天神大名
豊臣秀吉の朝鮮出兵に遡る九州の焼きものの歴史。肥前やきもの圏から７つの焼きもののまちがやってきます。佐賀県からは唐津、有田、伊万里、嬉野、武雄。長崎県からは波佐見、佐世保。登場するのはお猪口と豆皿。なんと400点を超えるたくさんの作品が揃います。（販売はありません）

9月12日(土)～22日(火) 会場2：エクラスリット
中国から栄西がお茶を九州に持ち帰ってから約900年。九州には「八女茶」「嬉野茶」「知覧茶」など日本中に知られているお茶の産地がいくつもあります。福岡県の八女茶は高級玉露の産地。鹿児島県知覧のお茶は火山灰の蓄積による土壌に育つお茶。9月は八女茶とともに、平日の毎日15時からお茶の作り手とオンラインで繋がって美味しい淹れ方を教えてもらったり、お茶畑の様子や加工のプロセスを見たりする場を設けていきます。２つのお茶の名産地から色々なお茶が到着。その違いを知る貴重な機会です。（展示のみ）

9月12日(土) ３回開催 会場3：BASSIN
九州一円の焼きものに精通する坂本直樹さん、お茶の素晴らしさを伝える茶司・徳淵卓さんにお話しいただき、美味しいお茶を飲み、焼きものに触れることができます。そこに添えられるのがチョコレートショップの佐野隆さんのスイーツ。たくさんの「時」が重なりあう贅沢なセミナーです。会場参加希望者は締め切られているので公式youtubeチャンネルでのライブ配信（無料）でご覧ください。

9月12日(日) 会場3：BASSIN
地球環境の変化に敏感な眼差しを向ける小松孝英さんと、総合プロデューサー松岡恭子によるクロストーク。アーティストは国境などさまざまなボーダーを軽々と超え、忘れがちな大切なものを思い起こさせてくれる人たち。宮崎県出身の画家、戦前の台湾で多くの弟子を育てた塩月桃甫の紹介。そして宮崎県飫肥で行われているアートを軸にしたまちづくり。そして小松さん自身の創作についてなどお話しいただきます。会場参加希望者は締め切られているので当日は公式youtubeチャンネルでのライブ配信（無料）でご覧ください。

9月19日(土)、20日(日)会場3：BASSIN
ワインが日本に渡ってきて500年！九州を代表するソムリエ・石井秀樹さんが日本のワインの歴史、魅力について語ります。石井さんのお店「レザンドール」のアミューズと安心院ワインの組み合わせを楽しむセミナーです。会場での参加をご希望の方は、公式HPよりお申込ください。（ライブ配信有り）

9月21日(月) 会場3：BASSIN
吉武広樹さんは世界から注目されるシェフ。食産業の背景への鋭い問題意識を発信されています。安心院ワインにあわせた吉武さんのアミューズを頂きながらお話を伺います。お相手は総合プロデューサー・松岡恭子さん。会場での参加をご希望の方は、公式HPよりお申込ください。（ライブ配信有り）

9月22日(日) 会場3：BASSIN
パティシエ・佐野隆さんによるセミナー。チョコレートが日本に上陸して約200年と言われています。現代のチョコレートを支える社会背景は地球規模。安心院葡萄酒工房のスパークリングワインにあわせた、佐野さんオリジナルスイーツを楽しみながら、チョコレートについて学ぶセミナーです。会場での参加をご希望の方は、公式HPよりお申込ください。（ライブ配信有り）

その他、会期中会場4のカフェアンドコミュニティスペース「dot」では、安心院ワインがグラスで販売されたりと九州の魅力に触れることが出来る「One Kyushu ミュージアム」。大名の街並みを散策しながらお楽しみください。