住む憧れ「グランドメゾン」の人気の理由。
「ティエンポ」は、#SomOS AMIGOS 「違いを分かち合う」を合言葉に23年、ラテン文化の紹介を通して、幅広い国籍の人々とつながってきました。新型コロナの影響で存続の危機にある「ティエンポ」が初のクラウドファンディングをスタートしました。
『ティエンポ・イベロ ・アメリカーノ』は、真のコミュニケーションが体験できる場をコンセプトに23年
福岡を拠点に、ダンス・音楽・アート・言語・食といった様々な文化交流活動を行っているNPO法人「ティエンポ・イベロ・アメリカーノ」。設立から23年、「違いを分かち合う」を合言葉に、特定の国や文化スタイルに縛られることなく自由な発想で人と人の結び付きが起る体験の場を生み出す活動を行ってきたユニークな組織です。
現在のコロナ禍において、ティエンポの様々な活動に制限がかかり、事業縮小、撤退の危機に直面しています。団体存続をかけたクラウドファンディングがスタートしています。
クラウドファンディングサイトは→コチラ
ティエンポの活動の紹介と支援を呼びかける映像作品。私たちの大切な場所を守りたい!
世界のビッグネームが「ティエンポ」の支援をサポート
León Gieco
U2のボノやブルース・スプリングスティーンとも共演歴のあるアルゼンチンを代表するシンガー・ソングライター León Gieco(レオン・ヒエコ)からクラウドファンディング応援メッセージと素敵な曲が届きました。ここで歌われる「SOLO LE PIDO A DIOS(神に祈るのみ)」は、必見・必聴です。
アルゼンチンの伝統的なフォルクローレとロックミュージックの融合でメッセージ性の強い曲を発表しており、「アルゼンチンのボブ・ディラン」とも呼ばれているレオン・ヒエコ。
LOS VAN VAN
続いて、キューバの宝と称されるオルケスタ、Los VanVan(ロス・バンバン)のリーダー、サムエル・フォルメルからのメッセージ。
ロス・バンバンは、ラテン音楽界のビートルズやローリング・ストーンズのような存在のオルケスタです。
ラテン文化未開の地「福岡」でのスタート
この「ラテン文化センター ティエンポ・イベロ・アメリカーノ」を率いるのは、アメリカ・シアトル生まれのアルゼンチン人、サンティアゴ・エレーラ氏。
「ラテン文化センター ティエンポ・イベロ・アメリカーノ」理事長 サンティアゴ・エレーラ氏。現在再放送中の、NHK E-テレ「旅するスペイン語」にシシド・カフカさんの旅のパートナーとしても出演
サンティアゴさんは、学生までアルゼンチンのブエノスアイレスで過ごし23歳のとき、世界を自分の目で見たいとバックパックを背負って南北アメリカ、旧ソビエト、アジア、中東、アフリカなど、3年間で40か国を巡る旅をしました。その旅の途中で知り合ったスウェーデン人の友達から「FUKUOKA」という名前の街があることを初めて聞いたそうです。
その後、福岡を訪れ様々な出会いや出来事を経て1997年、ティエンポの活動をスタートしました。設立当初は古い一軒家を自分たちで手直しして活動拠点としました。
ティエンポの多彩な活動 1 「講座」
ティエンポの活動は「講座」・「国際交流」・「社交・芸術・食文化交流」の三つの事業を柱としています。
「講座」は、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語の語学スクールのほか、アルゼンチンタンゴ、フラメンコ、サルサ、アラビアンダンスなどのレッスンを行っています。こうした多岐にわたるジャンルが複合的に学べる場所は、国内では『ティエンポ』が唯一であり、携わる人たちにとって「聖地」のような存在になっています。
ティエンポの多彩な活動 2 「国際交流」
「国際交流事業」は、タンゴ・フラメンコ・サルサなどのイベントやフェスティバル、コンサート、パーティーなどを開催。毎年夏に開催されるアジア最大の野外ラテンフェスティバル「イスラ・デ・サルサ」、海外から招いたラテンオルケスタによる全国ツアー「ビベラ!サルサツアー」を行なっています。
ビベラ!サルサツアー
イスラ・デ・サルサ
これまでにティエンポが招聘したアーティストは、ラテン音楽のファンなら泣く子も黙るビッグバンドばかり。毎年、出演バンドが発表されのを日本全国のファンが心待ちにしています。
過去に出演したバンドは、ロス・バンバン(キューバ)、フアン・ルイス・ゲラ(ドミニカ)、ハバナ・デ・プリメーラ(キューバ)、エル・グラン・コンボ(プエルト・リコ)、カジェ・レアル(スウエーデン)、マノリート・イス・トラブーコ(キューバ)、トロンボランガ(スペイン)などなど超一流のアーティストばかりです。
ラテン音楽の帝王 Juan Luis Guerraが、福岡、百道浜でのステージの思い出を綴った曲「Bachata en Fukuoka」で2010年ラテングラミー 最優秀トロピカルソング賞を授賞。トロフィーを手にしたフアン・ルイス・ゲラは「この賞は福岡の皆さんに」とメッセージを残しました。
2014年からはタンゴの魅力を通して異文化交流が体験できる「桜タンゴフェスティバル」を毎年桜の時期に開催。国内はもとよりアジア、ヨーロッパ各地からタンゴダンサーやミュージシャン、タンゴ愛好家が福岡に集結します。
Sakura Tango Highlights 2018 Review
ティエンポの多彩な活動 3 「社交・芸術・食文化交流」
「社交・芸術・食文化交流事業」の拠点となっているのが、ティエンポが運営するカフェレストラン「サンチョ・パンサ」とギャラリー「エル・タジェール」。「サンチョ・パンサ」では、本場から招いたシェフによるスペイン・中南米の本格的家庭料理を緑に囲まれた開放的なテラスで味わうことができ、ギターライブやミニダンスショーを鑑賞しながらディナーも楽しめます。
また、「エル・タジェール」では現代アートの展覧会のほか、アートを通じたワークショップや交流イベントを開催しています。
カフェレストラン「サンチョ・パンサ」/「エル・タジェール」
団体存続をかけたティエンポ初のクラウドファンディングをスタート
ティエンポは「営利を目的としない団体で地域社会に利益還元すること」というNPO法人の基本原則にのっとり、これまで23年間、官公庁や企業からの助成金や寄付を募ることなく自己資産で活動を運営を行なってきました。
毎年の利益は次年度の活動資金に充てることで社会へ還元してきましたが、新型コロナの影響を受け活動自粛・縮小をせざるを得ない状況となり、運営資金不足により今後の活動継続、団体の存続自体危ぶまれる状況に直面しています。
● 3月末開催予定だった「桜タンゴフェスティバル」(4日間開催) 開催中止。
● 毎週末、館内のイベントホールで開催していたイベントは3月から6月まで全て開催を自粛。
● 文化講座はオンラインレッスンを取り入れレッスンを再開しているものの、3月から受講生数が減少。
●カフェレストランも3月から5月まで約2ヵ月間営業自粛。現在、テーブル数を少なくし営業再開しているものの売り上げは減少。
● 今年8月開催を予定していた「第24回イスラ・デ・サルサ ワールドビートフェスティバル 」、「ビベラ! サルサツアー」の開催断念。
ラテン文化で人と人をつなぎ、笑顔にしてきたティエンポの活動を続けていきたい!
[支援方法]
このプロジェクトへの支援は簡単です。以下のサイトよりおこなえます。
プロジェクトを支援するページから、支援金額を選んでください。
金額により様々なリターンの項目が設けられています。
クラウドファンディングサイトはコチラ
「国際交流」という常套句を超えて、23年間に渡り次々に実りある実績を日本のいち地方都市から発信し続けてきたティエンポ。持続的な国際交流とは何か?のひとつの答えを文化を通して実践してきた組織です。
人間は文化では食べていけません。しかし文化は、人々の心に宿ります。火を消してはいけない文化がある。
福岡から発信されてきた”SomOS AMIGOS” 「違いを分かち合う」という合言葉。
私たちの未来を閉ざさないためにも。