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ソ連時代に都会に住む人びとの別宅として建てられた木造の小屋やコテージである「ダーチャ」を集めた貴重な資料集
革命、戦争、共産主義の崩壊などを乗り越え、その過程で人びとの生活の不可欠な一部となったダーチャ。ソ連時代に都会に住む人びとの別宅として建てられた木造のコテージは、学術的に今までほとんど注目されたことがなく、保全は不十分であったため年々その姿を消している。その特徴や歴史、文化的背景の解説も収録。
『失われゆくソビエト時代の小屋とコテージ ダーチャ』書影
本書イメージ
著者プロフィール
フョードル・サヴィンツェフ
1982年、モスクワ生まれ。1999年に写真家として活動をスタートし、AP通信、AFP通信などニュース配信会社の仕事に従事。2003-06年、イタルタス通信のチーフフォトグラファーを務め、その後、個人的な写真プロジェクトを手がけていく。2015年以降、“ドキュメンタリー・アート”と名付けたジャンルのプロジェクトを展開し、ギャラリーでの作品展示をメインに活動している。
書籍情報
書名:失われゆくソビエト時代の小屋とコテージ ダーチャ
著者:フョードル・サヴィンツェフ
翻訳:石田亜矢子
発売日:2024年12月
仕様:A4変形 並製 総240頁
定価:2,970円(税込)
ISBN:978-4-7661-3897-9