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第70回ベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)受賞。ホン・サンス監督×主演キム・ミニ、7度目のタッグ作。待望の新作『逃げた女』が、6/11(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開されます。
第70回ベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)受賞。ホン・サンス監督×主演キム・ミニ、7度目のタッグ作
ポン・ジュノ監督作『パラサイト 半地下の家族』(19)が米アカデミー賞作品賞に輝き、キム・ボラ監督の長編デビュー作『はちどり』(18)がコロナ禍の日本でスマッシュ・ヒットを記録。
娯楽映画からアートハウス系の作品まで質量共に充実し、世界的に注目を集める韓国映画において、ひときわ特異な存在感を放ち続ける映画作家、ホン・サンス。
24作目となる新作『逃げた女』は、第70回ベルリン国際映画祭で初の銀熊賞(監督賞)を受賞、2020年カイエ・デュ・シネマが選ぶベストテン2位に輝いた注目作だ。
監督の公私のパートナーであり、パク・チャヌク監督作『お嬢さん』(16)でも鮮烈な印象を残した女優キム・ミニ(ニューヨーク・タイムズ紙が選ぶ「21世紀最高の俳優25人」にソン・ガンホと共に選出)との7度目のタッグ作であり、監督作品の常連俳優のソ・ヨンファ、クォン・ヘヒョ、『はちどり』のユジン先生を演じたキム・セビョクなど実力派が顔を揃えた。
猫の名演技にもご注目!
キム・ミニ
STORY
ガミ(キム・ミニ)は、5年間の結婚生活で一度も離れたことのなかった夫の出張中に、ソウル郊外の3人の女友だちを訪ねる。
バツイチで面倒見のいい先輩ヨンスン、気楽な独身生活を謳歌する先輩スヨン、そして偶然再会した旧友ウジン。行く先々で、「愛する人とは何があっても一緒にいるべき」という夫の言葉を執拗に繰り返すガミ。
『逃げた女』
監督・脚本・編集・音楽 ホン・サンス
”5年間1日たりとも離れたことのない夫、愛しているなら当然と思ってきた、今日までは――。ソウル郊外、3人の女友だちとの再会。女たちの迷いと優しさ、隠された本心。”
ホン・サンス作品の代名詞ともいえる長回しや奇妙なズームアップの演出が、一見たわいない会話、登場人物の気まぐれな行動を通して、愛や結婚、さらには人間や人生の本質をユーモアと詩情豊かに描き出していく。
果たして「逃げた女」とは誰のことなのか、そして、彼女は一体何から逃げたのか――。
穏やかで親密な会話の中に隠された女たちの本心と、それをかき乱す男たちの出現を通して、ガミの中で少しずつ何かが変わり始めていく。
人気の韓流エンターテイメントとは、一線を画すホン・サンスの映画
ホン・サンス監督がかつて語った言葉、
「紆余曲折があるのが人生ではない。実際のところ人生の80%は、同じことをちょっとずつ変えながら繰り返してるだけだ」。
ホン・サンスとは、”同じことをちょっとずつ変えながら繰り返してるだけ”を執行に撮り続ける監督。
ホン・サンスの作品は観るものの心の奥深くかつて感じたことがあったのかさえ定かではない小さな感情を呼び起こす。名人芸の手さばきで。
Information
タイトル
逃げた女
監督・脚本・編集・音楽
ホン・サンス
出演
キム・ミニ、ソ・ヨンファ、ソン・ソンミ、キム・セビョク、イ・ユンミ、クォン・ヘヒョ、シン・ソクホ、ハ・ソングク
公開
6/11(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか福岡KBCシネマをはじめ全国順次公開
2020年/韓国/韓国語
77分/カラー/ビスタ/5.1CH
配給
ミモザフィルムズ
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