博多の食文化“屋台”にインスパイアされた、大人たちが集う空間。中島町倶楽部[spotlight page 1]

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多くの人に惜しまれつつ閉店した和食の名店『手島邸』。その店主奥津啓克氏が、ついに新たな店を展開することになった。それが2013年9月20日にオープンした『中島町倶楽部』。店名になっている中島町とは中洲の一角にある町名で、豊臣秀吉による九州平定の後、慶長6年(1601年)に黒田長政が筑前の国に入国し、湿地帯であったところに石垣を築いて道を作った際にできた町といわれている。そんな歴史ある町に、奥津氏はあえて新しい店を展開した。
 奥津氏の店舗コンセプトには、必ず「博多の食文化の継承」というワードが上がってくる。例えば、手島邸であれば福岡の旬素材がテーマだったように……。今回展開する中島町倶楽部では、博多の食文化の代表格ともいえる「屋台」がテーマとのこと。奥津氏はそのテーマについて「屋台は大人の社交場としてとても成熟した場所だと思います。他人に気遣いながら、それでも自分のペースでお酒や食事、そして会話を楽しむのですから、大人でないとなかなか難しいですよね。そういう空間やコミュニケーションを含めた博多の食文化を、この店で伝えたいと考えています」と話す。中島町倶楽部のメインスペースがカウンターテーブルなのも、屋台をテーマにしているから。

手島邸や奥津氏がプロデュースする薬院の水炊き店『とり田』にもカウンターはあるが、そのどこよりもカウンターとお客さんの距離が近い。屋台さながらの臨場感が味わえるようにとこの距離にしたのだとか。ちなみにカウンターのイスは全て丸イス。これも屋台をイメージしてとのこと。そのこだわりがなんとも奥津氏らしい。
さて、気になる料理だが、今回は和食だけでなく、様々なジャンルのお食事が楽しめるそうだ。もちろん、奥津氏の旬へのこだわりは中島町倶楽部でも健在。「自分の目と舌で納得した食材を一番美味しい状態で皆様に味わっていただきます」と奥津氏。またお酒の銘柄も、料理に合わせて日本酒からワインまでしっかりとそろえられている。屋台のスピリッツを奥津流に昇華したこの店では、人との会話を屋台にいるような感覚で楽しみながら、一流の料亭やレストランに勝るとも劣らない料理を味わえる。まさに大人の空間といえるだろう。例えば、食事の前にフラッと立ち寄るのも良し、食後のシメに使うも良し、もちろんがっつりご飯の場所としても使える。だからこそ、違いの分かる大人に使ってほしい。気持ちのいい秋の風とともに、旬の素材と酒、そして贅沢な時間を味わおう。
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店舗情報
店舗名中島町倶楽部
住所福岡市博多区中洲中島町4-21
電話番号092-291-0920
営業時間17:00~翌1:00
定休日日祝
WEBhttp://www.nakashimacho.com
Facebookhttp://www.facebook.com/nakashimachoclub

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