2人のシェフが料理で八女を盛り上げる[spotlight page 1]

古い町並みを活かした観光地化を狙う八女で
八女の風土と食と出会うイベント「八女 風靡」を開催

右:金田 英之(奈良屋町 青)福岡の老舗フレンチレストラン「メゾンドヨシダ」で料理人としてのキャリアをスタート神戸北野ホテル「アッシュ」などを経て海外へ四年連続アジアナンバーワンのレストラン「GAGGAN」など数店で働き、帰国後は東京の三つ星「日本料理龍吟」で5年間修行した。2019年6月21日に「奈良屋町 青」をオープンさせ現在に至る。
左:原 隆司(NONOKA RESTAURANT)1977年生まれ、八女市出身。12年前に八女市に創作料理ののか開業、1年半前に同市のパートナーショップの「Rail coffee roasters」と、八女市納楚に「nonoka restaurant」として移転オープン。家業が鮮魚店だったため地物の鮮魚を活かした料理が得意。また自家栽培した野菜、エディブルフラワーを使ったメニューも提案。

スクラップアンドビルドではなくリユースの有用性が見直される昨今。街づくりにもその考えは浸透しつつある。そんな中、八女でも古い家屋や倉庫をリノベーションして新たな街の資源にしようという動きがある。その旗手となるのが「八女タウンマネジメント株式会社」。彼らが手がけるのは2020年の桜の咲く頃の開業を目指す古民家宿泊施設で、そこは風光明媚な八女の町並みと八女の食材をふんだんに使う贅沢な料理を楽しむ場所となるのだそう。また、この施設の客単価の6万超のアベレージを狙っているという。

八女にハイクオリティーホテルを建てる理由、それは八女を宿泊できる観光地化を目指しているからだ。今まで八女はお茶好きな旅行者がフラッと立ち寄る場所で滞在することは少なかった。しかし、豊かな食材も美しい町並みも八女にはあるのだから、もっとゆっくりと楽しんで欲しい。そんな想いと経済産業省の施作が合致し、古民家宿泊施設誕生へと繋がったのだ。今回行われた「八女 風靡」は、八女観光地化の布石の一つ。八女の食材を使った料理と町を知ってもらうことで、また八女に訪れてもらいたいという想いがこのイベントに込められている。

左上から時計回りに、トリュフ・マッシュルーム・猪、帆立貝・じゃがいも、迷い鰹・藁・炭、野崎牛・もろみ

八女の未来を占う重要なイベントに招聘されたのは、福岡市で1日8名までしかサービスしないレストラン「奈良屋町 青」の金田英之氏と、八女の予約が取れないフレンチ「NONOKA RESTAURANT」の原隆司氏。両氏は今回のイベントが初コラボということで、不安と期待がない交ぜになった表情をしているのが印象的だった。しかし、料理を見ればそんな緊張も嘘のようで、この特別な席に訪れた30名を圧倒する。また、それぞれの料理とペアリングされたシェフ推薦の一杯も更なる感動を誘った。

「お客様にはとにかく美味しいと言って欲しい」と話していた金田氏と原氏だが、彼らの願いはきちんと叶えられていた。そしてこのイベントに訪れた人たちは、二人の食事と閑静な町から八女の素晴らしさを感じることができたに違いない。
INFORMATION
店名八女 風靡
開催日2019年11月24日
開催場所かものなべとやき 葉山(福岡県八女市本町53)
主催八女タウンマネジメント株式会社、八女市商店街連合会
特別協力八女商工会議所
ゲスト金田英之(奈良屋町 青)、原隆司(NONOKA RESTAURANT)

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