BREITLINGが考える持続可能な社会[spotlight page 1]

海洋ゴミを考えることは未来を考えること
小さなアクションの積み重ねが世界を変える



2018年3月、健康な海洋ときれいな海岸を守るための世界的な活動である、国際海岸クリーンアップ(以降、ICC)を先導しているオーシャン・コンサーバンシー(以降、OC)とのパートナーシップを発表したブライトリング。ICCでは世界の海岸線や海中の清掃活動を同時期に開催しており、日本でも一般社団法人JEANがナショナルコーディネーターとなり、1990年から活動を継続している。そして、ブライトリングでもその一環として、日本国内2か所でJEANとの共同クリーンアップイベントを実施した。その一つの舞台となったのが福岡県糸島市の姉子の浜だ。

10月26日(土)9:30。糸島市の福吉公民館に集まった参加者はおよそ80人。ブライトリングとOCとの関係性、漁網などのナイロン廃棄物からの再生素材ECONYL®ヤーンをストラップに使用したブライトリングのプロダクトが紹介されたのち、JEANの事務局長・小島さんが登壇。海洋プラスチックゴミが自然環境や生物に与える悪影響、根本的解決のために私たちにできることなど、海洋ゴミが身近な問題であることを再認識させられる内容に参加者は熱心に聞き入った。さらに、九州大学大学院工学研究院環境社会部門生態工学研究室の清野准教授は、糸島の海岸環境をテーマに海岸にゴミが集まってくる理由などをわかりやすく解説。海外からの漂着物はもちろん、国内からもたくさんのゴミが出ていることを指摘し、意識改善が必要だと訴えた。

クリーンアップを行ったのは、福岡県と佐賀県の境に位置する姉子の浜。延長1.1kmに及ぶ砂浜で、砂の中の不純物の含有量が少ないことで歩くとキュッ、キュッと音が鳴る「鳴き砂」の聖地として知られている。

4つのグループに分かれ、海岸に落ちているゴミを拾う参加者。ペットボトル、発泡スチロールなど、さまざまなプラスチックゴミを回収し、参加者からは「一見するとキレイなビーチに見えたのに、実はゴミがいっぱいで驚いた」「プラスチック製のゴミがほとんどだった」といった声が聞かれ、プラスチックゴミが海にもたらす悪影響を実感。そして、ただ拾うだけで終わらないのがICC。拾ったゴミを45品目に分け、データカードに記入するのが大切だという。全世界共通の調査方法を採用することで、他地域や他国との比較や経年変化が分かり、さらに、調査結果の分析や考察を通じ、対策を考えることができる。つまり、このクリーンアップが、微力ながら海洋ゴミ問題を根本から解決する糸口となるということだ。

クリーンアップ後は、福吉公民館に戻り、昼食。地元産の魚介が主役の料理を振る舞ってくれたのは、糸島市の地魚の価値を高めるための仕組み「地魚BANK」の会員の面々。地元で飲食店を営む店主、漁業関係者など有志たちによる会員制の仕組みで、未利用魚の商品化、体験型イベントの実施など、さまざまな取り組みを行っている。代表の馬淵さんは「海洋ゴミの問題でいうと、漁師さんも漁法や漁具の改善など、いろいろ考えないといけない時代になっている。ただ、私たち消費者も漁師さんのことをもっと知っていかなければいけない。お互いを知り、両者が歩み寄ることで、さまざまな問題をクリアできるのではないかと考えています」と話してくれた。

ブライトリングはもちろん、JEAN、九州大学、福吉校区全世帯からなる「姉子の浜の鳴き砂を守る会」、「地魚BANK」、そして参加者たち。日々の活動や仕事は違えど、最終的に同じゴールを目指す人々が協力し合い、行われたクリーンアップイベント。この活動をきっかけに海洋ゴミを自分たちの問題と捉え、継続的な活動につながっていくことを願ってやまない。
INFORMATION
名称INTERNATIONAL COASTAL CLEANUP IN 糸島
開催日2019年10月26日(土)
クリーンアップ会場「姉子の浜」 福岡県糸島市二丈鹿家
WEBhttps://www.breitling.co.jp/news/2018/ocean_conservancy/

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