no22 The New Unzen Kyushu Hotel Starts.

大正6(1917)年に創業した雲仙九州ホテルが2018年5月にリニューアルオープンする。
老朽化した当時の名宿はどのように生まれ変わるのだろうか。

The New Unzen Kyushu Hotel Starts.[feature page 1]

2018年5月25日 リニューアルオープン
新しい雲仙九州ホテル、はじまる。

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雲仙九州ホテルの歴史は長い。創業は大正6(1917)年。創業者の七條達馬氏は料理人だった。上海航路の船に乗り、雲仙の地に根を張り、自身も洋食のコックとしてホテルを開いた。当時の九州ホテルは、上海に住むヨーロッパ人の避暑客向けの洋風ホテル。

雲仙は元々、長期滞在の外国人で賑わう西洋文化が香るハイカラな温泉地で、彼らは、昼は登山やゴルフにテニス、夜は毎晩のようにダンスパーティを開くなどして過ごした。六甲、軽井沢と並び、雲仙は日本の山岳リゾート発祥の地の1つとも呼ばれた。

しかし、第二次世界大戦が起こり、その様子は一変。戦中戦後は日本軍とアメリカ軍の接収を受けるなど時代の混乱の影響を受けることになる。

その後、日本も高度経済成長期に入り、時代の求める声に押され、洋風ホテルから日本人団体客向けの大規模旅館へと変貌。周辺の外国人向けホテルや日本の湯治客向けの旅館も大型化し、観光地・雲仙はピークを迎える。
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そんな繁栄の時代にかつてないほどの試練が訪れる。平成3(1991)年の普賢岳の噴火だ。消耗品や食材の購入もままならず、客足も遠のき、中には廃業を余儀なくされる旅館も。

旅館のみならず地域の観光業者達が力を合わせ、その試練を乗り越えようとする中、日本経済のバブル崩壊をきっかけに旅行ニーズも団体客から個人客へと変化。苦戦を強いられ、施設も老朽化するといった状況で、今回全面的なリニューアルに至った。

敷地9,158㎡にエントランス、宿泊棟、レストラン棟、そして離れという4つの棟で構成されたホテルスタイルの宿。お客様を迎えるエントランスは、雲仙らしく石や木目を基調とした和洋折衷の雰囲気で空間設計されている。チェックイン後には、一旦屋外に出て中庭のランドスケープを楽しむ仕掛け。宿泊棟までのアプローチも雲仙の山並みや水辺の木々を感じながら昼間のくつろぎから夜のバータイムにも利用出来るカフェスペースが設けられている。客室は、温泉地では珍しいキングサイズベッドのダブルルームと4F〜5Fは、セミダブルサイズのツイン。全てが地獄谷向きの絶景が楽しめるテラスと半露天の温泉がついた贅沢設え。また、離れは宿泊棟とは対照的な別邸が特色。プライベート感を重視した上質な空間、半露天風呂に加え、露天風呂も完備されている。
[ History ]
大正6(1917)年に外国人向けの温泉リゾートとして創業し、第二次世界大戦や雲仙普賢岳の噴火といった試練を乗り越え、100周年を迎えたばかり。今年5月には全面リニューアルを行い、全25室のラグジュアリーなホテルに生まれ変わる。

[ 予約 ]
ご予約は公式HPより受付
http://www.kyushuhtl.co.jp

[ Information ]
福岡から雲仙に行くなら運行中の「湯けむり直行バス」がオススメ。JR博多駅から「かもめ」で諫早駅の到着に対応した時間で便利。お申し込みは利用日の2日前までに宿泊の旅館ヘ予約。

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