
no11 今、食べたい「肉」はこれ!
今、福岡では肉料理店がキテいる。グルマンたちがこぞって通う店に共通するのが、今までウマいとされてきたサシが入った霜降り系ではなく、脂肪が少ない赤身の肉を提供している点。確実に肉本来の味を楽しむ向きが増えている。本格化を迎える食欲の秋、極ウマ肉でパワーチャージを。
今、食べたい「肉」はこれ![feature page 1]
charcoal grill BUTCHER(チャコールグリル ブッチャー)
NYスタイルの特選エイジングビーフ

「BUTCHER」を開業する以前、満生さんはニューヨークのレストランで料理長として働いていた。その時に惚れ込んだのがニューヨークスタイルのグリル料理。「ニューヨークでは水分を飛ばし、表面を乾燥させながら旨味を閉じ込めるドライエイジングという熟成方法が盛んでした」。熟成期間は約3週間といい、油を吸った鉄鍋のように、火を入れると肉はジリッジリッと小さく低い音を立てる。用いる牛肉はアメリカで6段階あるという等級の上位2級にあたるオーガニックの上質なアンガス牛のみ。最近では本場・アメリカからも認められた質が高い骨付きリブロースを取り扱うようになった。注文から焼き上がるまで約30分。一定時間焼いては火から上げて休ませる。この繰り返しで、満生さんは旨味を肉に閉じ込めていく。「表面のカリッとした食感こそ熟成肉の醍醐味ですよ」。


2010年のオープン以来、お客がお客を呼び、平日でも予約が取りにくい人気ぶり。アンガス牛のグリルは1/2パウンドで3,000円〜。その他、自家製のスモーク料理も評判だ。熟成肉のグリルはランチタイムでも注文可能。なお、熟成肉はランチ時も事前の予約が望ましい。
店舗情報 | |
---|---|
店名 | charcoal grill BUTCHER |
住所 | 福岡市中央区平尾4-4-16 |
電話番号 | 092-522-7769 |
営業時間 | 11:30〜14:00(LO)、18:00〜22:00(LO) |
定休 | なし |