これからの在宅医療を見据えた24時間看護サービス@ワーコンプロジェクト[spotlight page 1]

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これから10年後、5人に1人が後期高齢者という超高齢化社会となると予想されている。その時、今のままの医療機関だけではキャパシティを大きくオーバーしてしまうことだろう。その不安を30年前から感じていたというのが『株式会社ワーコンプロジェクト』の青木比登美代表。彼女が医療の世界に入ったのは、訪問看護が民間でできるようになったころだったと青木代表は話す。
「看護師の活動は皆さんが思っているよりも制限されています。例えば、医師の指導がなければ原則として診察や治療はできません。また、私が医療の世界に入る前は、看護師が患者さんの家で看護することも法で禁じられていました。それが医療制度が変わったことで、看護師が事業所を立ち上げられるようになり、病院がなくても看護することが可能となったんです。政府も当時から高齢化社会の問題に危惧していたのだと思います。しかし予想より高齢者の方は多くなっているため、現状の病院や医療機関の数では高齢者の看護が追いつきません。だからナースステーションを地域に展開し、利用者様のご自宅で医療サポートが受けられる『ワーコンプロジェクト』を立ち上げたんです」。
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青木 比登美 / Aoki Hitomi

九州大学医療技術短期大学部卒業後、九州大学医学部附属病院勤務。看護師時代に、在宅医療支援の始まりに強く影響を受け、在宅生活を中心に地域医療、企業がネットワークを構築する事で高齢者の生活全般をサポートできる方法を模索する。そして2016年6月、ファジーに看護を展開していくモデルを実践する『株式会社ワーコンプロジェクト』を設立した。

地域にナースステーションを展開するとはどういうことなのか。また、ワーコンプロジェクトから誕生した「ウォッチコンシェルジュ」が手がけるのは、どのようなサービスなのか。
「医療機関の基本はチーム医療。通常病院では、ナースステーションを中心に、薬剤師や介護士、理学療法士などと連携して患者さんの治療にあたりますが、それと同じように地域では民間企業も含めたネットワークが必要と考え、コールセンターのノウハウを備えた地域のナースステーションを設立しました。私たち『ウォッチコンシェルジュ』が行うのは、看護る(Watch)こととコンシェルジュ機能を兼ね備えた看護サービスです。当社に在籍するウォッチコンシェルジュは全て、基幹病院で10年以上の経験を持つベテランの医療従事者なので医療サポートはもちろん、看護の視点を持って情報提供や各種代行サービスも行います。つまり、基幹病院やかかりつけ医、訪問看護施設、そして民間企業と連携しながらご利用者様をサポートするのがウォッチコンシェルジュ。さらに私たちはご利用者様のちょっとしたお話相手にもなります。そういう会話から体調や不安を聞き出すことができますからね。もちろん福岡から離れた親族とのコミュニケーションも私たちは大切にしています。つまりご利用者様と医療機関、民間企業、ご家族をつなげる”ハブ“となるのがウォッチコンシェルジュの役割り。病院ではフォローできなかった民間企業やご家族へとのつながりを構築するために、ナースステーションを地域に展開したんです」。
10年後に必ず訪れる超高齢化社会。医療の視点でその課題と向き合う青木代表とワーコンプロジェクトに今後も注目したい。
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企業情報
企業名株式会社 ワーコンプロジェクト
住所福岡市博多区博多駅南1-4-10-1108
フリーダイヤル0120-905-657
受付時間10:00〜18:00(日曜定休)
メールアドレスinfo@wa-conpro.com
アドレスhttp://wa-conpro.com/

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