オランダを代表するモダンデザインが
大分県立美術館に集合[spotlight page 1]

彩り豊かで、どこか温かくて、何とも人を惹きつける魅力のあるアートやデザインといえばどんなものを思い浮かべますか。

20世紀、オランダのモダン・デザインは社会的な影響力とともに世界中の人々に受け入れられてきました。中でも、オランダ・ユトレヒトが生んだ、モダニズムを代表する建築家ヘリット・トーマス・リートフェルトと、「ミッフィー(うさこちゃん)」の生みの親であるディック・ブルーナ、そして、サナトリウムに療養する患者を指導し、玩具「ADO(アド)」を生み出したコー・フェルズー。彼らがオランダのモダン・デザインの代表的なデザイナーといえるでしょう。
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ディック・ブルーナ 《『ゆきのひの うさこちゃん』》原画 1963年 セントラル・ミュージアム・ユトレヒト蔵
Illustrations Dick Bruna © copyright Mercis bv,1953-2016  www.miffy.com

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ディック・ブルーナ 《カルネミルク、とてもスリムにしてくれるから》 ポスター 1971年 サントリーポスターコレクション(大阪新美術館建設準備室寄託)
Illustrations Dick Bruna © copyright Mercis bv,1953-2016  www.miffy.com

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コー・フェルズー、ADO 《化粧台、ベッドサイドキャビネット、寝台、テーブル、椅子》(ドールハウスのための家具) 1929年 CODAミュージアム蔵
Copyright CODA/Gerhard Witteveen

家具職人から出発し、世界的な建築家になったリートフェルトは、斬新な構造で多くのデザイナーに影響を与えた《レッド・ブルー・チェア》(1918-23頃)や世界遺産にも登録された《シュローダー邸》(1924)によって、純粋な色彩と幾何学的なフォルムによる今日的な造形を他に先駆けて示しました。一方、ブルーナは世界中で親しまれる「ミッフィー」の絵本シリーズの作者としてあまりにも有名ですが、おびただしい数のグラフィック・デザインを生み出した人でもあります。削ぎ落とされた少ない要素から多様な物語を紡ぎ出す手法には、リートフェルトの影響も見え隠れします。一見対照的に見える2人の仕事ですが、ともにオランダの歴史や生活の風土に根ざしており、基本的な要素から生み出す純粋な表現や、それを通した人間的で豊かな暮らしへのまなざしも共有しているのかもしれません。

本展では、リートフェルトの作品約55点とブルーナの作品約230点に加え、コー・フェルズーの指導のもと、サナトリウムの患者たちによって製作された本邦初紹介となる玩具シリーズ「ADO」も交えて、人間味溢れるオランダ・モダン・デザインの魅力を紐ときます。
イベント情報
名称オランダのモダン・デザイン展 リートフェルト/ブルーナ/ADO 遊ぶデザイン&暮らしのアート
期間2016年12月2日(金)〜2017年1月22日(日)
休展日12月19日(月)、2017年1月10日(火) ※コレクション展は開展
場所大分県立美術館 1階 展示室A
開館時間10:00〜19:00
※金曜日・土曜日は20:00まで(入館は閉館の30分前まで)
※初日12/2(金)は14:00開場
料金当日券一般 1,000円 / 大学生・高校生 800円
※団体料金は20名以上
※中学生以下は無料
WEBhttp://www.opam.jp/exhibitions/detail/107

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