2016年の「アジアベストレストラン50」に選ばれた二人のシェフによるスペシャルコラボ[spotlight page 1]

2016年の「アジアベストレストラン50」に選ばれた二人のシェフによるスペシャルコラボ

国や文化を超え新たな料理の世界を見せるガガン・アナンド氏と福山剛氏のイマジネーション。

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2016年2月29日に発表された「アジアベストレストラン50」で31位ランクイン(九州初!)し、現在、福岡で最も注目されるフレンチとなった『La Maison de la Nature Goh』。そのGohが今年の1月に世界的なコラボレーションを行った。それが1月25日から27日の3日間で開催されたイベント『GohGan』。このイベントでタッグを組んだのは、2015年、2016年のアジアベストレストラン50で2年連続1位に選ばれたタイのインド料理店『Gaggan(ガガン)』。『El Bulli(エル・ブジ)』のアジア人初の料理人として活躍していたガガン・アナンド氏率いるGagganは、モラキュラー・ガストロノミーを彷彿とさせる独創的な食へのアプローチが最大の魅力としている。今回は彼らの独創的なアイデアに、Gohの福山剛氏が持つ福岡や九州の素材の知識とフレンチの技術を掛け合わせることで、食の新境地を見せてくれた。
ガガン・アナンド氏の料理はいわば即興。来日して、その時に感じたインスピレーションによって食のアプローチは変化する。そしてガガン・アナンド氏のイメージを福山氏は、持ち前のフットワークと卓越した技術で応えるという難しい役を引き受けた。福山氏は今回の経験について「本当に大変でした。二度としたくありませんね……というのはもちろん嘘で(笑)、今回の経験から食の楽しさが一層広がったように思います。ガガン(・アナンド)さんは半年に一回しよう!と言ってくれましたが、僕も一年に一回ぐらいはしてみたいと思います(笑)」。と彼らしいユーモアを織り交ぜながら答えた。
このイベントの開催日は福岡でも記録的な雪に見舞われ、もしかすると多くのキャンセルが出るかもしれないとスタッフは騒然となっていたとか。しかし、いざ開催するとキャンセルはゼロ。交通機関もままならない大雪の日に、皆心待ちにしていたかのようなワクワクした顔でGohに入店した参加者を見て、スタッフ全員が奮い立ったと福山氏は話す。もちろん参加者からしても、この機会を逃せば一生食べられないかもしれないのだ。雪ぐらいで来ないなんてありえないというのが彼らの正直な気持ちだろう。そんな期待と興奮に満ち溢れたいつもとは少し違うGohの店内には、GohのスタッフとGagganのスタッフがお揃いのTシャツを着込んで作業をしている。彼らの手は止まることなく、次々と料理が机の上に並べられた。8種のアミューズは見た目も味も奇想天外。日本人の”お約束“が通じないため、ある人は驚き、ある人は食材をスタッフに聞く。こういうコミュニケーションがこの日は多く見られた。もちろん前菜も魚料理も、メインもアイデアとユーモアに満ちあふれたものが登場。ビジュアルと味がイコールにならない面白さと未体験の料理をも美味しいと感じさせる二人の実力に、参加者たちは惜しみない笑顔で賞賛した。
今回、国や文化を超え新たな料理の世界を見せてくれたガガン・アナンド氏と福山剛氏。アジアを代表する二人の料理人が次にどんな一皿を提供してくれるのか。今後も期待したい。
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2016年2月29日にタイ・バンコクで開催された「アジアベストレストラン50」の授賞式。中でも日本は10軒ノミネートと大健闘。昨年に続き1位に輝いた「Gaggan」のガガン・アナンド氏と福山剛氏とのツーショットは、1月に開催した「GohGan」以来だとか。

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店舗情報
店名La Maison de la Nature Goh
所在地福岡市中央区西中洲2-26
電話番号092-724-0955
営業時間18:00~24:00(日曜定休)
WEBhttp://goh.in

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