no06 八女で出逢い、福岡で食べるジビエの数々。

日本で最もポピュラーなジビエといえばイノシシ。そのイノシシが福岡・八女市で獲られていることをご存知でしょうか。八女のイノシシは質が高く、多くの料理人から支持を得ています。ということで、福岡市の名料理人たちに八女イノシシを使ったさまざな料理を特別に作ってもらいました。
さてさて、どんなジビエ料理が出てくるのやら……。

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八女のイノシシは少し困ったちゃんなのです。

八女でもイノシシ被害が拡大し、市や山間地・農村の人もその対策に追われているようです。

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八女市は福岡県下でも有数の農産エリアでお茶をはじめ米や果樹なども多く生産しています。しかし現在、鳥獣類による被害が問題に。昨年の市の調査によると、有害鳥獣の被害だけでなんと総額1億5千万円以上も損失があるとのこと。そして、その約3分の2がイノシシによる被害。町まで降りてくることもあるイノシシは、民家や商店にも押し入り、甚大な被害を出すこともあります。こういった事態を防ぐためにも、狩猟が必要となるわけです。

そんなイノシシをただ駆除するだけでなく山の幸の食肉としての商品化を目指し、八女市は民間と行政が手を取り合い試行錯誤しています。その現状を八女商工会議所の池内さんに伺いました。
「八女のイノシシは農産物を食べ、多くの被害を与えます。つまり、捕獲したイノシシは八女の自然(野菜・果物など)から恩恵を受けた極上品なのです。そんなイノシシを皆様にお届けできるよう、猟友会や地元の人と考えなければいけないと思います。安定供給するには需要が必要なので、今回の『八女ジビエウィーク』で多くの方に八女のイノシシを知ってもらえるとうれしいですね」。
さまざまな実情はさておき、まず知ってもらいたいのは八女のイノシシの美味しさ。弾力のある肉質と脂の甘味は、全国の料理人が認めるほどです。そんな絶品猪肉を口にしたとき、彼らの想いをほんの少しでも感じて頂ければ幸いです。
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平成23年度 / 鳥獣による農林作物の被害
稲や果樹を中心に、総額1億5千万以上の被害が出ています。その内、1億円以上はイノシシによるもの。(出典:八女商工会議所)
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平成23年度 / 有害鳥獣の捕獲数
被害総額の1位がイノシシなら捕獲された鳥獣の1位もイノシシ。その他にはシカやアライグマもいます。(出典:八女商工会議所)

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