no13 世界で一番美しい街
西オーストラリア州・パースを訪ねて。

オセアニア有数の世界都市の一つで、「世界で一番美しい街」と称されるパース。
その理由を探るため、パースと西オーストラリア州の名所をぶらりと歩いてみた。

世界で一番美しい街
西オーストラリア州・パースを訪ねて。[feature page 1]

人は地球を「間借り」していると再認する圧倒的な景色。

パース市内から少し離れた場所には、未だ手付かずの自然が残る西オーストラリア。
その自然を前にした時、自分が地球の一部だと改めて気づかされる。

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オーストラリアの都市は住みやすい場所として世界的に認められている。それは、スイスのECAインターナショナルが調査した「住みやすい都市」や、英誌エコノミスト(CNN)の調査部門エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)が発表している「世界で住みやすい街」のランキング(各2015年度)ベスト10の中に、オーストラリアの5都市がランクインしていることを見ても明らか。中でも近年日本でも注目されるようになった都市が西オーストラリア州の州都「パース」。『世界で最も美しい都市』とも言われるパースの背景には、インド洋の豊かな海洋資源や多種多様な植物が育つ自然といった環境的要素と、地下資源を基盤に発展する西オーストラリア州の好景気が深く関わっている。心を癒す自然と共存する都市。そんな夢のような街が本当にあるなら今すぐ行かなければ! ということで、一路パースへ飛び立った。
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現在パース市やその近郊の4つエリアで大規模の都市開発が行われている。パース空港のアップグレードや6万人を収容するスタジアムの建設もその一つ。中でもランドマーク「ベルタワー」を中心としたスワン川沿岸エリアは、ザ・リッツカールトン・パースをはじめ、フェリー乗り場や遊歩道などが建設されるパース最大級の開発エリア。パース駅を中心とするパース市街には、高層ビルの合間にアート作品が点在。またイタリア系のカフェも軒を連ねている。

空港を降りてまず驚いたのは、気候が福岡とほぼ同じだったこと。シンガポール経由でパースに到着したのは午前0時前。4月の中旬に訪れたのでパースでは秋になろうかという頃だが、夜は福岡の初夏と似ていた。次の朝、いつもより早起きしホテルの外に出ると、微かに漂う爽やかな香りに気づく。それは一年を通してワイルドフラワーが咲く「キングス・パーク」からの香りだった。事前に聞いてはいたが、まさか本当に花香る街だったとは! そんな感動とともにパースのシンボル「スワンリバー」の沿岸を散歩すると、対岸に開発が進むバラックストリート桟橋一帯が見える。ここには「エリザベス・キー」という新たな埠頭が誕生するそうだ。さらに市街を歩くとオブジェやグラフィティといったアートに出会う。パースはアートへの取り組みにも力を入れていて、建物を建てる際には建築費の数パーセントをアート作品に費やさなければいけないという法もある。街と自然、社会とアートが共存するパースは、確かに世界一美しくて世界一暮らしやすい街なのかもしれない。ここで暮らす人たちの屈託のない笑顔を見ると、パースの素晴らしさが理解できる気がした。
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パース市民の憩いの場キングス・パーク

404ヘクタール(東京ディズニーランドの約5倍!)もの広大な敷地面積を誇るこの公園では、 2,000種以上の植物に出会うことができる。また9月には3,000種以上のワイルドフラワーが集まるイベントを開催。パース市街から車で5分という距離感もこの公園の魅力の一つ。

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パース市内から電車で行ける夕陽の絶景スポット

インド洋に面した「コテスロービーチ」は遠浅の砂浜が特徴で、休日になると多くの親子連れがここを訪れる。また、夕陽スポットとしても有名で、インド洋に沈む美しい夕陽を目当てに来る人も少なくない。尚、オーストラリアのほとんどのビーチにカフェやレストランが隣接している。

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歴史的建造物が並んだ19世紀の面影を残す港町

西オーストラリア州を代表する港町「フリーマントル」は、パースの中心から約20kmの場所にある。また、世界最大のヨットレース「アメリカズ・カップ」の開催地としても有名な場所。ここには「旧フリーマントル刑務所」や1800年代に作られた民事刑務所「ラウンド・ハウス」など歴史的な建造物も多く、19世紀の面影を見ることができる。

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